霧のロンドン。
Jan
25
このところ、毎夜霧のロンドンを彷徨っています。
時代は、一八八八年・・・。
文庫本なのに3cmの厚さてす。
随分以前から読んでいるのに、なかなか前に進みません。
これは、濃い霧の所為でしょうか?
291P/781P
『一八八八 切り裂きジャック』 服部まゆみ・著 角川文庫
一八八八年、大英帝国首都ロンドン。
「切り裂きジャック」による連続殺人事件に医学留学生柏木とロンドン警視庁所属の美青年鷹原は、深く関わりを持つことになる・・・。
二人の日本人青年の目を通じてヴィクトリア朝時代のロンドンを緻密に描き出し、絢爛豪華なミステリーが展開される。
彼女の作品は、幻想的で摩訶不思議な世界です。
はじめての出合いは横溝正史賞を受賞した『時のアラベスク』その後『罪深き緑の夏』『この光と闇』も読みました。
いつも最後には、想像を超えたクライマックスが待っています。
今回も楽しみです。
3年前には霧のロンドンを舞台にした『バーティミアス』三部作を読みました。
どの本も600ページ以上ある読み応えのある本でした。
読後、しばらくの間、バーティミアスショックから抜け出せませんでした。
<ご馳走=かけまわる>
かけまわって、世話をしたり、力をつくしたり、もてなしたりするときに使われていた。
◆2月7日・読後後記◆
ちびちびと読んで、読了までにかなりの時間がかかってしまいました。
霧のロンドンで起こる血塗られた事件。
犯人は・・・。
いつも彼女の作品には、どんでん返しがあるのだけれど、もちろん、今回もありました。
でも、期待したほどのものではありませんでした。
ジャックがメリック氏だったら、面白くかつ大どんでん返しだったのに・・・。
800ページ近い厚さ3?の分厚い作品に乾杯!!
Posted at 2009-01-25 20:53
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Posted at 2009-01-26 06:59
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