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  • 産経新聞/米非営利組織メンバー 工藤公督 Kudo, (49), member of a U.S. nonprofit organization Return of the Japanese flag of former Japanese soldiers, as soon as possible.

産経新聞/米非営利組織メンバー 工藤公督 Kudo, (49), member of a U.S. nonprofit organization Return of the Japanese flag of former Japanese soldiers, as soon as possible.

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米非営利組織メンバー 工藤公督さん(49) 旧日本兵の日章旗返還、一日でも早く
 
旧日本兵が戦地に持参した日章旗の返還を通じて、日米で平和活動に取り組む米国の非営利組織「OBON(オボン)ソサエティ」のボランティアメンバーとして、戦没者の親族探しや広報活動に取り組む。
 
高校を1年で中退し、単身米国へ。アイダホ州の高校でアメリカンフットボールを始め、全力でプレーする様子から「カミカゼボーイ」の愛称で呼ばれた。
 
21歳のときに帰国。自身の愛称の由来を調べたのがきっかけで、「戦争の歴史を学びはじめた」という。平成25年、OBONソサエティが発信したフェイスブックの書き込みをきっかけに、日章旗の持ち主の親族を探して返還する活動に携わるようになった。
 
当初は名前のくずし字が読めず、一文字ずつ調査。専門家の協力も得ながら解読し、名字の特徴から都道府県を絞り込む作業などを進めた。内装業で働きながら、日章旗に記された名前を手がかりに全国各地で戦没者の親族を探す。
 
これまでに600枚近くの持ち主が判明し、200(訂正600枚)枚以上を返還した。「遺骨さえ帰ってこなかったご家族にとっては分身のようなもの。涙する姿を見ると、返還活動を手伝わなければ自分の心がおさまらない」
 
先の大戦で米軍人が戦利品として持ち帰った日章旗は推計5万枚ともいわれる。膨大な調査が欠かせないが、日本国内のボランティアメンバーは自身を含めてわずか2人だ。それでも、「一日でも一枚でも、早くお返しできるようにしたい」と、理解と支援の広がりを強く訴える。
(坂本隆浩)
 

■くどう・こうすけ
昭和49年、札幌市出身。同市内の高校を1年で中退し、米アイダホ州の高校に入学。21歳で帰国し、内装業に従事。平成25年から、米オレゴン州公認の非営利組織「OBON(オボン)ソサエティ」のボランティアスタッフとして活動している。
 
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