フィールド オブ ドリームスを観た

公開当時、映画評論家が「ハンカチが手離せなかった」と言って絶賛していた。
それを期待してアホな子供だったあっしは(ちゃんと)ハンカチを常備して映画館へいざ!行かん!!
ところが・・だよ、お察しの通り、泣くことは無かった。1ミリたりとも。
正直言って、内容そのものも理解すら出来ていなかった。
ただ不思議な事が起こって、ハッピーエンドの印象で。
それ以降、機会があっても、この映画は怖くて見ることが出来なかったすよ・・💦
あんなに絶賛されていたにも拘らず、オレは全く共感音痴なのだろうか?
自分自身の感受性の低さや、理解力の低さが露わになるようで・・・・。

公開から何十年も時が流れ、たまたま、偶然、テレビ番組のタイトルに「フィールド オブ ドリームス」が現れた瞬間にチャンネルを変えようとしたのだけど、瞬間まさに映画の天の声のように「見るべし」という圧力に負け、そのまま握り締めたリモコンを机に置いた。

ストーリーは・・一度観てるし。
決して複雑でもないし、どちらかといえばシンプルで有りがちなテーマだもんな。
それでも徐々に引き込まれていったすよ。映像の中の世界に。

子供の頃に分からなかった事、アメリカの空気感、当時は気にもならなかったBGM、後悔や懺悔の気持ち。

そうか、この映画は紆余曲折、人生をある程度ちゃんと歩いて来なきゃ分からなかったハズだ・・・。
そりゃあイケイケどんどんの、根拠のない自信に満ち溢れていた自分勝手な子供時代なんて、他人の気持ちに寄り添うとか、優先順位低かったもんなぁ・・・。
主人公を含めキャストの演技に透かして見える、奥の深いところが、ようやっと、アホなあっしにも分かるようになって来た。

大作とは呼べないかも知れない、号泣することもない、地味なアメリカ映画に分類されるかも・・・でも、良い映画だったじゃないか。
少年だったボクは、気付けば大人に近づいたのかも知れないな。

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