ツール、最近の傾向考察③

あっしは基本、ベータ派。
特にスパナ類は梨地の手触りと、フラットな触り心地が良い。
大多数のツールユーザーは、研磨とメッキされたピカピカのを好む傾向がある。
スナップオンしかり、ネプロスしかり。

確かに、工具箱に整然と並んだ輝くスパナは見ていて綺麗だし、所有欲も満たされる。だから、多くのツールメーカーが艶々ピカピカの研磨された工具を販売している。

まぁ、ね。
それも、ね。良いんすけど。

あっしは、スパナ系はトルクかけた時の握り心地が好きなので、梨地でフラットなのが絶対良い。ベータ以外で「おー、使いやすい!」と感じたのはスタビレーのみ。アレはフラット断面ではなく凹断面なので、手の馴染み感は確かに良い。そして軽い。質が良くなければあんなに肉を抜けない。

逆に、ラチェットハンドルは引っ掛かりの無いミラー研磨のスナップオンが最高。KTCネプロスは重いから苦手なんだけど、あの重量感を振り子のように使いたい人には良いだろうが、あっしはトルクよりピッチを重視するから、いかに早くラチェット出来るか、が選定基準となる。

そのためには、なるべくハンドルのシェイプが細く滑らかであって欲しい。
ね?ネプロスでは駄目なのよ。
あっしらレース屋仕事は、時間掛けてネジ締める余裕無い事がザラ。
エアラチェット並みにラチェットさせたいから、故なんすよ。

逆に、メーカーディーラーのメカニックなら、丁寧に間違いなく締めたいだろうから、ネプロスのような形状と重量感が好まれるんだろうな。こればかりは好みや環境に左右されるから仕方無い。

一杯の手工具を持つなか、最もシビアに拘るのはこれらのポイント。
その他アレンキーやボックスソケットなどにも勿論好みは有るけど、そこまでシビアじゃない気がする。それでも使っていると、どの工具でも「好き嫌い」が出てくる。その基準は、自分のストレスになるかならないか。

ただ、じゃあストレス無い工具なら、何処のメーカーでも喜んで集めるのか?
というと、実はそうじゃない。
この理由が、実は最も重要なキーポイントになる。

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