いとしのPORSCHE

いとしのPORSCHE
カレラカップで現在最新のPORSCHEをさわりながら、それでもGr.CのPORSCHE956や962Cの持つ魅力には敵わない。

かたや、992カップカーがベースがロードマシンというところも、、ある。
中身や足回り、使用されるコンポーネントは完全に最新のレーシングイクイップメントなのは疑う余地の無いところ。

でも、Cカーのようなピュアレーシングカーとは、、言えない。工業製品としての出来映えは、間違いなく992カップカーのほうが上なんだけど🤣

良い意味でも悪い意味でも、昔のピュアレーシングマシンは模索の時代。その中でPORSCHEの956から962Cへ至る過程は、安定にして最速の栄冠を得て、他コンストラクターの追随を許さなかった。

日本人なら「いや、マツダが勝ってる」とか「トヨタが…」「ニッサンが…」と身びいきしてしまいたくなるけど、あっしのようにコンストラクターとしてレーシング車輌を製造・販売・メンテナンスをしていた立場からみれば、やはりその販売台数と実績で判断してしまう。

PORSCHEの黄金時代が衰えてきたGr.Cカテゴリー晩年期でこそ、プジョーやジャガー、メルセデス、トヨタの台頭が目立ったけど、それらはワークスエントラントの話。生産台数で言えば特別な数台に過ぎない。

誰にでも売れる、しかも速く、安定していて、整備性やアフターケアの出来るレーシングマシンの製造って、簡単な話ではない。
これ程偉大なレーシングマシンの教科書は、無い。

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