若い衆の未来

仲の良いレースガレーヂに働いていた若い子が、突然やってきた。
そのガレーヂは昨年1年を通して共にレースを戦ってきたので、そこの衆は戦友。レースウィークにしか合流しないから付き合いの時間はそう長いわけじゃないけど、それでもいろんな話をしたり悩みを聞いてみたり、仕事の上での哲学や段取りについて指導したり。

昨年、「辞めたい」という話が何度か出ていたらしいので、なんとか繋ぎとめようと他社の事ながらあっしも調整役として微力ながら協力していた。

突然今日、わざわざ顔を見にうちに来てくれた瞬間・・「あ、辞めてきたな」と察したけど、残念ながらその予感は的中。基本的には他社の問題なので、部外者のあっしは深くは関わらないようにしているのだけど、それにしても残念。

社長には社長の思惑や、仕事の矜持、段取りがある。若い衆には若い衆なりの悩みや考えがある。少なくとも、一つの会社を辞める辞めないに関して言えば「職業選択の自由」が保証される日本なのだから、働くのも辞めるのも自由だと思うし、「辞めたら敵」というのは寂しすぎる。しかも、レース業界なんて超狭い世間なのに。他人事ながら、そうならなきゃ良いのだけど・・と心底思う。

たった1年。とはいえ共に戦ってきた仲間が去るのは、しかもそれが将来を託したい若い衆が去るのだと思うと、若い衆自身の未来も、会社の未来も、業界の未来も、全てが不安しか残らない。

ただただ残念だ。




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