Oct
4,
2007
お月見の流儀?
あったと長老から聞きました。ってことは
80年以上続いてるってことで改めて
驚いてます。
普通の農家の造りの家の縁側で
りんご箱(木箱)の上に透明な一升瓶を
立ててススキを数本。あくまでそよそよ動く
くらい。
端っこが欠けたような古くからある大きな鉢
或いは大皿に里芋の煮っ転がしをピラミッドのように高く積む。
泥棒である子供は縁の際をしゃがんで歩腹前進?
のように静かに近づく。
下から見上げるとお団子の山に月明かりが
透明の一升瓶越しに当たりその向こうに
お月様が見える。
そおっと手を出して芋を握る、
ヌルッとする。ゆっくり手持ちの袋に入れる
すると縁側の向こうに団扇をゆっくり、ゆっくり止まりそうに動かすおばあさんが
”一人1個にしときゃあよ”とつぶやく。
ヤバイ!と猛スピードで垣根を突っ切って
あちこち擦り傷だらけで畑を駆け抜け
月夜の闇に子供たちは散っていく
肥溜めに落ちないように目を凝らしながら
でも上級生たちに必死でついて走るとまあ昔は本当にこんな雰囲気でした(笑)
今では写真のようにガキンチョたちは自転車
。なんとも風情の無い風景です
しかも芋から団子→お菓子と。
うちの店では手造りの焼き菓子を切って
分けてます。
汚い手をヌッと出す子供を見るとほっとする
やっぱ子供の手は汚れてないといかん!!(笑)
そんなお月見です
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