長寿の家 新型コロナ・事業継続募金のお礼
Jul
27
長寿の家は、新型コロナウイルスの緊急事態宣言中も、行政からのサービス継続要請をうけ、感染防止に努めながらデイサービスを休むことなく実施してきました。
しかし、新型コロナウイルスにともなう利用自粛、利用中止、新規ご利用の減少により、施設の収入である介護報酬は実利用人数分しかいただけないため、何か月もの間、3割弱の収入減となり、たいへんな経営上の困難に直面しました。
そうした中で「長寿の家 新型コロナ・事業継続募金」を地域のみなさまにお願いして、以下のみなさまよりご支援をいただきました。
〇広瀬千尋 様
〇高野洋一 様
〇玉田恵美子 様
〇五十嵐努 様
〇加藤伸子 様
〇白熊宇多子 様
〇白熊慎吾 様
〇松川きよみ 様
〇松川靖男 様
〇櫻庭美木 様
〇高橋喜宣 様
〇川口洋一 様
〇木下和枝 様
〇田邉勝義 様
〇永田眞一 様
〇永田史枝 様
〇島田和代 様
〇玉田菅雄 様
この他、複数の方からマスク、お米、野菜などのご寄付もいただき、助かりました
元スタッフの方、市民株主の皆様、地域のみなさまからの支援により、おかげさまで事業を継続することができています。
なお、ご利用者様・ご家族様からの募金・寄付は辞退させていただいております。
いただいた寄付金は、長寿の家の運営費に使うとともに、一部は緊急事態宣言下でも高齢者と接触して働いたスタッフに対する「新型コロナ・危険手当」としても使わせていただきました。
【日本政府に介護施設への十分な補償を求めます。】
政府は、新型コロナウイルス問題での事業者むけの救済策として、①上限200万円の持続化給付金、②事業所の家賃や駐車場代を支援する家賃支援給付金を打ち出しましたが、それぞれ前年比で事業収入が50%以下、3ヶ月合計で30%以下という要件があり、長寿の家の減収は20%~30%弱のため、救済策は利用できません。
川崎市が、わずか10万円ですが持続化給付金制度の対象外となった事業者で前年同月比30%以上の減収という市独自の支援策も出しましたが、こちらも対象外です。
唯一、6月より介護報酬の特例の算定(例えば月20回利用する人は、そのうち4回分を2段階上の報酬で算定)という制度がはじまりましたが、実施期間が未定でご利用者様の負担増もあり不評です。
介護は、もともと利益率の薄い業種であり、2割~3割弱の売り上げが減ることは大きな打撃となります。介護という業種の特性を考慮した支援策、支援基準が必要です。
また、介護は物の販売などと違い1日の定員があるため、新型コロナが終われば、その分をとりかえすよう、努力してこれまで以上に利益をだすということが不可能です。そのため返済が必要な融資ではなく、支援金こそ通所介護事業所には必要です。
引き続き、より良い介護サービスの提供をめざしながら、経営を維持するために努力をしていきたいと思っています。
今後も、どうぞよろしくお願いいたします。
〇長寿の家・新型コロナ事業継続募金の募集案内は、こちらから