朝3時半のバスに乗って結婚以来の約束を果たすべく、行って来ました博多祇園山笠。 今年、777年めを迎えました。7月1日から15日までの2週間に及ぶお祭りは、最終日早朝4時59分に第一流れが櫛田入りすることでスタートで最高潮に達します。7つの舁山が5キロを駆け抜ける勇壮で武者んよか(粋な)祭り。 地域の人々が、一緒になって子供を育てているいうのがとてもよく判ります。2−3才の孫を連れて走る爺ちゃんの嬉しそうな顔が見れる前日の集団山見せ。この間は学校を休んだりして参加しているのでしょう。最終日の追い山でも早朝から子供達が先頭を駆け抜けて行きます。こうして地域全体で次世代を育てながら、伝統文化というものが守られていく日本の良き姿を観てジーンと来ました。 タイムレースの山笠は1トンという重量。8番山笠の飾山笠は、高さ12メートル、2トンという重量で、煙を吐きながら、3段階に高くなっていく姿を街中で見せていました。廻り止めというゴールまで30分で駆け抜けて奉納が終わった山は、地元に戻って直ぐに取り壊されます。その潔さ。それも日本人の美学を表していると思います。 「山笠があるけん博多たい!」 でもそれを支えている御料さん(奥さん達)があって成り立つこの伝統行事。九州男児というのは、賢い奥さんの手の平の中で転がされているだけかも。その原点も子供の時から男の子、女の子もそれぞれの役割を身体を通して学んでいっているのでしょうね。 清々しい夜明けを迎えました。
Posted at 2018-07-16 02:58
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