NikeのTraceMe買収にみる
Oct
12
巻末の記事からもいくつか感じたことをメモしてみます。
1)創設者でありCEOのRusell Wilsonは、地元SeaHawks(アメフト)の選手。ITスタートアップに色々な業界の経験者が関わっていくのはとても良いこと。IT(情報技術)は単なる道具であり、それを使ってみんなの生活が豊かに楽しくなることを自分のしてきた経験を活かして実現するための手段であると思います。つまり、IT業界やその技術に精通している人達だけがスタートアップできるのではないということ。
2)Nikeの買収
ご存知の通り、靴から始まったスポーツブランドのトップメーカー。でもアパレル業界に留まらず、顧客の体験枠の接点をこうしたスマホアプリに活路を広げています。ITビジネスはコンピュータ・電機業界だけというのは、パソコンが一人一人に行き渡り、インターネットで身近なというより欠かせないインフラになってからは、手段として活用するべき例を示していますね。
3)スタートアップの悲哀と成功
2017年にスタートしたTraceMeも順風万風ではなかったようです。2018年には経営不振から解雇や事務所閉鎖も行なっています。
4)諦めない
しかし、成功者の共通項は、成功するまで諦めない。
5)看板不要
彼らがスタートした場所は、シアトルのダウンタウンにあるパイオニアスクエアの一角のラボから。事務所の登記住所がどこか?どんなビルに入っているのかなど外観から判断し、本質を見抜かない傾向が特に日本では今でも横行している気がしますが、どうでしょうか?
徒然に書き留めてみましたが、道を創るのは容易でない。
でも徳を持って続けていれば、拾う神もありではないですが、良い出会いが間違いなくあると思います。
GeekWireの詳細記事は下記から
https://www.geekwire.com/2019/nike-acquires-traceme-seattle-startup-founded-russell-wilson-backed-jeff-bezos/?mc_cid=e4eed69c14&mc_eid=528230d67f