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- マイクロソフトの挑戦 − Slate PC @ CES
ラスベガスでCESが開催中ですが、マイクロソフトの目玉はSlate PCだけ?いわゆるKeyBoard無しのTouch-PC。
元来タブレットPCがスタートですが、90年代前半には、今では当たり前になったヒンジ部分が回転して液晶が裏返しにできる製品コンセプトを当時デルのAdvanced Technology Groupでは作っていました。時期が早すぎたのか製品化できずにお倉入りになりましたが、今そうした製品が出ています。それが指で簡単な操作といういわゆるiPhoneでもっと日の目をみたようです。
ちょうどドラッカーのプロフェショナルの条件を読み返していたタイミングと重なります。だぶるのがマイクロソフトも目先の技術革新だけに目がいっているように思えます。目的がはっきりしていない。何をしたいのか?何を問いたいのか?だから夢を感じられない会社になっているのではないでしょうか?守りの会社になってしまった感じを受けます。
ビルゲイツが会社をスタートした頃には、すべての家庭にPCをという目的がありました。WindowsやOfficeといった技術は、その目的到達の手段だったといえます。
あれだけ財務体質が超優良企業ならば、脱Windows事業をスタートするくらいの挑戦があっていいのではないでしょうか?携帯電話ビジネスのときにWindows CEを捨てれなかったのが大きな分岐点、大きな挑戦のチャンスのひとつを捨てたと思います。
技術革新の言葉であった、Web2.0やCloud Computingも技術という手段であって、本来、人々や社会にどういう恩恵をもたらしたいか?その目的が明確にあって、Cloud Computingなのか何なのか?
昔のようにCESなど展示会でワーッと驚く、夢のある製品発表がなくなってきたのも技術主役の生産性改善の時代から次の時代にすでに足を踏み入れている証拠かもしれません。
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