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エンデの遺言 2009年2月24日バックナンバー

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友愛に基づいた経済活動。今日現在それを実践しているのが、ドイツのGLS銀行。贈ることと貸すための共同体という不思議な名前をもつこの銀行の特徴は、預金者が自分で投資するプロジェクトを選び、同時に自分で預金の利率を決めるという点です。

その際、下は無利子、利率ゼロから上限は市中銀行の平均的な利率までの間で、自由に利率を設定できるというもの。預金者の私達は少しでも利率の良いものに預金しようという行動を取りますし、今のすべての銀行のセールスポイントはそこにあります。

しかし、GLS銀行によると実際、預金者の3分の1が少ない利子か無利子を選択している。そのおかげで、銀行は通常より好条件でプロジェクトへの融資ができている。(エンデの遺言P83)

地方銀行でも、地場産業応援のためにそうしたプロジェクト口座を設け、地元の人々が地域経済の活性化のために自分たちが直接的に融資応援できるという「活きたお金」の還流がそこには起きます。その思想は「友愛」に基づいた経済ということになります。

日本・・・政治・経済・教育と何から何までアメリカのものまねの戦後60年の呪縛からもう脱却していいのでは?歴史あるヨーロッパは、その第1次、2次世界大戦の経験・歴史からEU連合を実現し新たな道を模索しています。

歴史あるアジア、日本。GDP第2位の日本が、円借款など政治的なお金の融資でなく、友愛に基づいた経済活動、影響に尊敬される日本が見えてくるのではないでしょうか?当然、自国の経済も不況脱出できると思います。21世紀へのパラダイムシフトはまだまだ本当に始まってはいない。今はじめるチャンスだと思います。
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