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- シアトルベンチャー事情 36 ‐ CASTからCONNECT時代
先週のCESではiTVが随分と話題になっていたようです。 そんな先週末に地元シーホースは、信じられない勝利を収め、今週末はシカゴベアーズと対戦。その試合を友人がスタジアムで観戦していたときの話。彼は携帯電話で情報アクセスしながら観戦。ところが、周りもそういうファンだらけ・・でもネットに繋がらないという声ばかり・・どうもAT&T。AT&Tは利用者が多く、オーバーフロー?友人はマイナーなスプリントというキャリアで、サクサクと情報が見れてご満悦だったとか。
放送はBroadcast、釣りのCastingもそうですが、「CAST」=投げるというキャリアからの一方通行通信。それがインターネット時代は、自分から知りたいもの、見たいものを探していいく「CONNECT」という双方向通信に突入しています。
考えて見ればCASTは一本釣り・・それが次には網漁=WEBになった。つまりインターネットは網漁ですから、一度に沢山の魚が取れます。でも本当に欲しい魚以外も取れる。いや、欲しい魚がひとつも無いときもあるかもしれない玉石混交の情報氾濫。
釣師にあたるインターネット利用者の道徳、知識レベルが今後デジタル・デバイドという本当の格差を広げると思います。
これからはCONNECT動画配信がどんどん盛んになるでしょう。そうなると既存のCASTビジネスは大失速する時代に突入するでしょう。広告スポンサーはどんどんCONNECT放送・配信に流れると・・・TV局、制作会社は収益源がないということになります。
でも問題はインフラ・・・・動画配信利用が増えると、今のインフラでは即パンクするのでは? シーホークスゲーム中の携帯電話が繋がらないがすでに起こっています。iTVの幕開けとともに繋がらない!というストレスの利用者の声が上がる元年なのかもしれません。
日本では孫さんが「光の道」を提唱されていましたが、国力を強くする足腰にこのインフラは欠かせないと思います。実際、アメリカの通信インフラは日本よりとても貧弱です。
「CONNECT」をKey Wordに考えると、突破口がいろいろなビジネス分野でも見えてくるのではないでしょうか? 逆に「CAST」だけの大企業は大きな危機です。
インターネットビジネスのアイデア・起業が豊富なアメリカ。製造技術・インフラの整った、そして消費者意識の高い日本は最高のTEST市場かもしれません。このアメリカと日本の強みを掛け算するときに、日本はビジネス・ソリューションを最初から海外市場を見据えた事業計画が求められると思います。そうしないと本当のガラパゴス化した21世紀の鎖国日本ジャラパゴスができてしまう危機感を持っています。
頑張ろう日本!
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