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日本刀に魅せられたのが、大学卒業直前に研ぎ上がった国宝級の日本刀を手にとって鑑賞させていただくことが、日本刀との最初の出会いでした。そして、居合を始め日本刀への興味も再び思い出した矢先にシアトル在住中に出会った吉原義人刀匠との一期一会。
日本刀という三種の神器でもある日本刀の伝承の将来に危機感を感じ始めていたその頃、それを質問したら、予想以上の危機的状況に何か自分でできないか?と思い立ったが吉日。伝承には今、作刀している現代若手刀匠のサポートがどうできるかを考えて色々と個人でできることをトライし始めました。
吉原義一刀匠は、義人刀匠のご長男で36歳で無鑑査刀匠になった若き天才と言われた人でした。人でしたというのが3年前に残念ながら癌で他界されました。3回忌を迎えた今年、彼の作刀模様のドキュメンタリーフィルムが出来上がりました。私もクラウドファンディングの一部のサポートをさせていただきました。
若手天才と呼ばれた男「刀匠・吉原義一」一期一会
販売は6月からスタートの予定です。
これから若手現代刀匠の発信も継続的にしていきたいと思います。
木村兼光刀匠と彼の作品前にて
小宮國天刀匠と彼の作品前にて
日本刀との出会いは、大学卒業時に遡ります。大学近くにあった研師の処で国宝級の刀3振が研ぎ上がり、観に来ませんかという誘いが留学生にあり一緒についていったのが始まりでした。
研ぎ上りで、拵や柄から外されて刀身だけになって置かれている刀を作法も知らない若造の私が、手に持って鑑賞(?)する機会を持てました。その時に身体中に電気のようなものが走る感動を覚えています。これが武器?それ以上に荘厳というか凛としたというか何とも言えない美しさに惹かれました。
その後に庭先で披露された試斬も見学。少林寺拳法を始めたばかりの頃でしたが、いつか居合も習ってみたいなぁと漠然と思ったことを覚えています。居合を始めたのは40歳過ぎてから。その経緯はまた別の機会として、再び日本刀に出会うのがなんとシアトルでした。(中略)として、そこで知ったのが伝統工芸の存続の危機! 若手職人が生活できない状況でこれから多くの工芸品の伝承が消滅していくだろうという危機的な状況を日本刀然り、通じて知ることでその分岐点に生きる世代として何が出来るだろう?と自問自答。
だったら黒船作ろう!若手を支えて海外に訴求しようと思いブログなどで文化風習など紹介したり、シアトルでイベント開催始めたのがもう5年以上前でしょうか。そして、地道にSNSなども通じてネットワーキング。日本に戻る機会に実際に会いに行ったりして牛歩のごとくですが、会ってなんぼの世界で自分のそうした考え、情熱を語ってきました。
今回は、北九州の博物館であった日本刀展に足を運ぶ時間が出来て、二人の若手刀匠に会ってきました。これから彼らと何が出来るかというか、何を共創していけるかが楽しみです。
彼らのブログはこちらをクリックしてみてください
木村兼光ブログ
小宮國天ブログ
午後からあった日本刀勉強会に参加して来ました。
第3回目の今回は、五ケ伝のうち大和と山城伝のそれぞれの特徴について、ステイーブから説明があり、その後に彼の個人コレクションを手にとって鑑賞。全てが鎌倉期の古刀。数名の小さな勉強会グループですが、日本人は私一人・・・
鑑賞会の後、昔のアンテイークを愛でるのもいいけど、現在職人として汗を流している現代刀匠やそれに関わる職人のサポートをし、後世にこうした伝統工芸が伝え残せるように若手の現代刀をもっと海外に紹介して買ってもらえるような啓蒙から実ビジネスへと発展させたい話をしました。同様のことを他の日本伝統工芸品に想いをはせている方々ともネットワーク拡大中です。いずれコラボしたいなとお互い話をしています。
しかし、日本人以上に日本の伝統工芸について興味をもち、理解し、実際に購入している海外の人々を目の当たりにするにつけ、本家本元の日本人がもっともっと自国の歴史、芸術に目を向け、守り伝えることを意識する教育というか啓蒙の必要性を強く感じます。
国際社会で活躍するためにも自国の文化芸能にある程度知識というか趣味レベルで興味持ち、関わる何かを持っていることはとても良いことだと。芸は身を助けるそのものです。
注釈)
日本刀は、下記の五ヶ所(地域)の作刀が有名です。
大和 奈良
山城 京都
相州 鎌倉
備前 岡山
美濃 関(名古屋)
週末、日本出張の帰りに日本橋のシネマで観てきました。出張前にはハリウッドのレッドカーペットに出演者と共に招待されていた日本を代表する吉原義人刀匠と朝食をしてからの出発だったこともあり、何かしら縁を身近に感じていた映画でした。
とてもメッセージ性の強い映画でした。日本の周辺も騒がしくなっている昨今、国を、故郷を、家族を守るとはどういうことなのか?
勝負は鞘の中にあり。刀を抜かずに勝負を付けれるか?
逆に言えば、殺す・殺される覚悟がなければ刀は抜くな!
万物に活かされているという人間の叡智を超えた万物自然の理の深さ。
欲を言えば、伝えたいメッセージがテンコ盛りで観る人にとっては消化不良を起こした方もいるかもと感じほど原作者、’監督はじめこの映画に関わった人々の想いも伝わってきました。
それが上映開始2週間余で上映を自主中止!
それは麻薬に関与した出演者の逮捕が原因。
果たして上映中止する必要があるのでしょうか?
連帯責任という日本的な美徳も感じますし、侍の潔さの現れ・・・
でも一人の出演者の不祥事で上映中止する必要まであるのか?逆に製作者、出演者がこの映画にかけた人々が熱い想いを語り、発信し、上映継続を訴える選択があったのではないかと残念でなりません。謝罪するようなことではないと思うのですが、おかしいでしょうか?
日本人、侍の身の引き方とも言えるのかもしれませんが、何か不完全燃焼です。
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