以外と話していない夫婦のエピソード
Jan
2
エンディングノートを書き始めてからずっと、
自分史の部分がなかなか確定出来なくて、
書き直しを何度も繰り返しています。
細かい部分をバラバラに思い出しては、
その都度書き足そうとするので
コンパクトに纏められなくて
まとまりのない箇条書きが増えています。
でも、こうして昔の出来事を思い出すようになり
記憶がパズルのように少しずつ組み合わさるのは
面白いとも思っています。
両親が亡くなった後、
実家の整理をしていた時に
大量の手紙を発見しました。
箱に入ったギッシリの手紙は
若かりし頃の両親が文通していた手紙でした。
数えてはいないけれど
ザッと500通以上はあるはず…
読み始めると片付けなんて出来なくなり
何時間も手紙を読み続けました。
それでも読み終わらない手紙の山は
読み終わるまでにまだまだかかりそうです。
知らなかった両親の結婚するまでの事、
聞いた事のない2人の日常を
半世紀以上後になり自分たちが居なくなった後に
自分たちの子孫が手紙を読む事になるなんて
2人はきっと想像すらできなかったはずです。
よく考えると…
夫婦の思い出を夫婦間以外で話す事は少なく、
むしろ、そんな機会は無い事に気付いたのです。
子供たちに私たち夫婦の思い出話を
伝えておくのもいいのではないかと
最近は思うようになりました。
夫婦の思い出は
映画やテレビドラマのような
キラキラしたり
ハラハラするストーリーばかりではないけれど、
淡々とした日常の中に
あったかい気持ちや
キラリと光る思い出の場所があります。
子供達が両親の思い出を知る事で
自分たちのルーツに興味を持ってくれたらいな、なんて思ったりもします。
思い出の場所とエピソードが
いくつかノートに書けるように
記憶の糸を辿ってみる時間も
設けようと思います。
そして、読むのが途中になっている
両親の手紙の続きも読み進めたいと思います。