私が深い意味があると信じている、相槌・おうむ返しのスキルを、こんなものは聞いていることにはなっていないと喝破します。
何故なら、それはコンサルタントやエグゼクティブ・コーチが契約を得るために使っているスキルだということが、相手にもありありと透けて見えるからです。
本当に聞いているのというのは、相手に好奇心をもって聞いているかどうかということ、と述べられています。
非常に耳が痛い話です。
相槌やオウム返しをすることは、相手にどう見えるかということもあるのですが、自分が次に何を言うかを考えることを防ぐ効果もあり、私は気に入っています。しかしスキルといえばスキルです。
聞くスキルが注目を集めだしていますが、日本においてこの走りは本書ではないでしょうか。
ジャーナリストとして膨大なインタビュー経験を持つ著者が、
聞くことについて、極めて詳細に幅広い事例を挙げ、聞くことの奥深さ、聞くスキルの幅広さを読ませてくれます。
思えば今まで、営業として、何をどのように話すか、プレゼンテーションのスキルについては多くのトレーニングをしてきました。
しかし、聞くことにそれだけの時間を使ってきたでしょうか。
幸いにもコーチングに出会い、ようやく聞くことに時間を使えるようになりました。
本書を読んで、まだまだ聞くスキルは未開拓であり、学ぶことが多いことを知りました。
Good Time Coaching
後藤良介
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コーチ探せる
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