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posted 2024-08-31 05:38
yumi-blog♪
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yumirou
今日のおかずはポークソテー。決め手は、私のオリジナルソース!パイナップルと言いたいところですが、実はパッションフルーツをベースに作りました。豚肉にはフルーツソースがよく合うなぁと、改めて感じます。 ...
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posted 2023-07-01 06:23
猫の揺りかご Blog
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hotaru
まるでラジオの周波数が、外界の雨と湿気のこもった部屋の空気とでおかしくなってしまったかのように、パーソナリティーの声は割れ、不規則なノイズに邪魔されて、BGMも途切れ途切れにしか聞こえない。亜理紗はテーブルに無造作に置いたレジ袋から、ガサガサとコンビニ弁当を取り出して、電子レンジのスイッチを押した。...
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posted 2023-07-01 02:22
猫の揺りかご Blog
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hotaru
出窓から彼の姿を確認し、わたしは階段を駆け下りる。キッチンからはスクランブルエッグの美味しそうな香りが漂っていて、わたしは思わず足を止める。ピンポン、というチャイムの音に、わたしは我に返り、家主も慌てて玄関に向かう。彼女が「セールスお断り」のステッカーが貼られたドアを開けた瞬間、わたしはすかさずドア...
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posted 2023-06-30 07:48
猫の揺りかご Blog
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hotaru
時間も字数も守れていないので、タグ付けはしませんが、 Twitterで流れてきた300字小説のお題で詩を書いてみました。 かなり抽象的な表現にはしていますが、 不衛生な描写や暗い表現が含まれますので、ご注意ください。 *****************************************...
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posted 2023-06-07 04:24
猫の揺りかご Blog
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hotaru
その言葉はまるで、暗号のようだった。唯一の手がかりは不確かすぎて、肝心なことが掴めない。今の僕にできるのは、ただひたすらに、待つことだけだ。君が応答してくれる、その日を夢見て――。...
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posted 2023-06-07 04:00
猫の揺りかご Blog
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hotaru
君に繋がるワードを手にした。その先にあるのは、夢の続きか、夢の終わりか。初恋は叶わないから良いんだと、誰かが言った。想い出は綺麗なままの方が良いんだと、誰かが言った。焦げつく想いは、果たして綺麗と呼べるのだろうか。空想は空想のままで、現実は現実のままで。僕は今、岐路に立っている。...
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posted 2023-06-06 07:42
猫の揺りかご Blog
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hotaru
初恋はいつまでも甘く、いつまでもほろ苦い。それはまるで、行き場をなくして染み渡るカラメルソース。喉元を滑り落ちてもなお、あの味が消えず、僕は悶え続ける。もはや夢まぼろしのような存在の君に、今日も想いを巡らせて、正しい呼吸を見失う。...
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posted 2022-06-03 07:14
猫の揺りかご Blog
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hotaru
うだるような暑さの中で、君に別れを告げる。じりじりと焼けつくような痛みが胸を襲う。焼け焦げた想いはまるで、干からびて朽ちかけた蝉の抜け殻のようで。揺らめくアスファルトの湯気を呆然と見つめながら、君にさよならを告げた――。...
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posted 2022-05-05 06:54
猫の揺りかご Blog
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hotaru
盲腸で入院した彼女を見舞うために、僕は病室に足を踏み入れる。 そこで目にしたのは、彼女のとびきりの笑顔。 「ねえ、このキーボード、可愛いでしょう?」 小説家を目指している彼女は、 病室に自前のパソコンとキーボードを持ち込んでいた。 「どうしたの、それ」 「奮発して買っちゃった」 えへへ、と笑いながら...
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posted 2022-05-04 19:59
猫の揺りかご Blog
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hotaru
「感情なんて、地図のない宇宙だよ」 またもや教授が難解な言葉で何かを語ろうとする。 「まるで、このおでんのように?」 適当に相槌を打ってみれば、教授はそうそう、と嬉しそうに頷く。 (やっぱこの人は、単に話し相手がほしいだけなんだ……) ひらめきが確信に変わり、やがて諦観へと変わっていく。 「時に教...