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posted 2018-10-13 05:33
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
<堂場瞬一>ファンなら架空の県庁所在地としての汐灘市を舞台にした<汐灘サーガ>シリーズはよくご存じだと思います。 本書は 『長き雨の烙印』 に次ぐ第2作目に当たりますが、単独に読んでも差しさわりはありません。 引退を決意していた汐灘出身の大物代議士<剱持隆太郎>は、後継者指名問題で頭を悩ませていまし...
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posted 2018-10-10 04:31
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ファルコン
「傭兵代理店」シリーズは、『傭兵代理店』で始まり『傭兵の岐路』で終わる全11巻が、シリーズの第一弾です。 本書は第2段目の幕開けの1巻目に当たります。前シリーズでは、日本において非公式に特殊任務をこなし政府にも徴用されていましたが、国際犯罪組織の陰謀で日本における「傭兵代理店」はつぶされてしまいまし...
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posted 2018-10-07 05:37
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ファルコン
副題に「みをつくし料理長特別巻」とありますように、第1巻の 『八朔の雪』(2009年5月)にはじまり、10巻目の 『天の梯』(2014年8月)で完結した物語のその後が楽しめ構成になっています。 「つる屋」の店主<種一>のあわただしさから、大坂に戻った<澪>を訪ねようとする、珍道中や、<澪>の幼馴染の...
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posted 2018-09-22 05:32
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ファルコン
好きな作家の<今野敏>であり、酒に関連するタイトルが使われていますので、思わず手に取りましたのが本書です。新刊本ではなく1989年に同社からすでに刊行されています。 主人公の<私>は、表向きは相山流の茶道の師匠なのですが、裏の顔として祖父が編み出した中国拳法の極意を継いでいる武道の達人でもあります。...
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posted 2018-09-18 05:39
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関東大震災で職を失った17歳の<石嶺こより>は、仕事を求めてカンダ神保町の裏通りにあ小さなる古書店「ねんねこ書房」を訪れます。 店主の<根来佐久路>は、本業の傍ら「よろず相談」を引き受けており、たまたま面接時の時に相談者と巡り会わせた<こより>は、<佐久路>から、謎解きを掛けられ、正解すれば店員とす...
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posted 2018-09-13 05:33
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<群ようこ>の「れんげ荘」シリーズは、第1弾 『れんげ荘』 (2011年)、第2弾 『働かないの れんげ荘物語』 (2015年)に続き、本書『ネコと昼寝 れんげ荘物語』が第3弾となります。 10万円で、心穏やかに楽しく暮らそうと、 45歳の<キョウコ>は、大手広告代理店を早期退職し、都内の古い安アパ...
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posted 2018-09-09 05:39
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本書『エキナカには神様がいる』は、1日に数十万人が利用する燕町駅のエキナカを舞台に、人々の関わり合いから生まれる5つのドラマが描かれています。 「第一話 背中」「第二話 視線」「第三話 嘘」「第四話 思い出」「第五話 駅のスケッチ」の5つの短編で構成され、1つの作品に登場する人物が、別作品にも現れる...
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posted 2018-09-05 05:35
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ファルコン
本書には、江戸人情噺の古典落語が4題目登場、それぞれの登場人物たちが死んで閻魔様の前で、自分の境遇や行いを騙りながら、閻魔様のお裁きを受けるといった趣の連作短編集です。 取り上げられているのは、まずは<三遊亭圓朝>の作とされますが不確かで<三代目桂三木助>の改作で有名な『芝浜』や<初代春風亭柳枝>の...
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posted 2018-09-01 05:09
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タイトルを見ただけで、水族館で働く若い女性のお仕事奮闘記と恋愛を絡めた青春ものかなと分かりますが、その通りの展開でした。 主人公<嶋由香>は千葉にある水族館に勤めて4年目の夏を迎えています。 先輩の<梶洋平>にあこがれながら、ドジなトレーナー「ドジトレ」と呼ばれながらも、日々飼育に専念しています。 ...
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posted 2018-08-27 05:38
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ファルコン
細田守氏が監督・脚本・原作を手がけた映画『未来のミライ』(東宝配給)が、2018年7月20日に公開されています。本書『未来のミライ』は、細田監督による原作小説になります。 物語の舞台は、横浜市磯子区の一軒家で、中庭に小さな白樫の木がある。建築家のおとうさんは、芸術家肌でマイペース。出版社に勤めるおか...