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Since July 18, 2015
「捨てる」といえば、高校時代に習った「鴨長明」が想起されますね。
「モノを捨てる」をはるかに上回る「世を捨てる」人です。
「この世は無常、はかない 浮かんでは消える水の泡~よどみに浮かぶ泡(うたかた)~」
試験問題はどんなんだろうと調べてみました。
問1 ①かくのごとしは、直接的には「久しくとどまりたるためしなし」をさしている。具体的な事例で言えば何のようだと言うのか。4字の語で二つあげなさい。
問4 ⑤朝に死に、夕べに生まるるならひで、「死に」を先にして、「生まるる」を後にしたのはなぜか。その理由と最も関係の深い叙述を、10字以内(句読点は含まない)で抜き出しなさい。
問7 この文章の主題と言える漢字二字の語を抜き出しなさい。また、その意味を25字以内で説明しなさい。
ちょっとちょっと、今どきの高校生はこんな問題もできないといけないんですか。
■正解■
問1 川の流れ うたかた
問4 かつ消えかつ結びて
問7 無常。すべての物は変化し続けて、不変ではないこと。
朝死んでいく命もあれば、その日の夕方に生まれてくる命もある。とてもはかないことだが、それが人の世の常であり、水の泡によく似ていると感じざるを得ない。人は生まれ、生き、死んでいくが、どこからやって来て、どこへ去っていくのか。そのことを、私は、いや、誰も知らない。
高校生に「人生の無常観」の解釈は酷かもしれない。
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