金継ぎに挑戦

第一工程の透漆を塗布
樹脂を乾燥させる適当な箱が無かった。
相手は天然素材、それに初めての作業。
とにかく丁寧に、そして時間を掛けてみるっす。


あっしも接着テクニシャンの端くれ、レーシングパーツで各種接着やコンポジット部品の製作を扱う立場。
前々から、金継ぎという技術に興味があったっすよ。

2液性のエポキシ接着剤で陶器、磁器を補修するのは手間が掛からず楽チンではあるけど、食器にビスフェノールA等を含む高分子樹脂を用いたくないっす。
それに技術的な研鑽という意味でも、伝統的な「手間」を敢えて体験したかったすよ。

試しに気に入っていた中国茶用の急須、茶壺の修理をしてみる事に。
果たしてどうなることやら・・・

ただ、取説を読んでいて納得。
被着材や材料は違えども、その手順は現代接着技術となんら変わらないという事実!
現代のプライマーや接着剤、充填用の樹脂パテなんかと使用目的や技法が全く一緒。
唯一、最終工程に宝飾の為に金を蒔くことだけだもんな。

古来既に、確実な接着材料と技法が既に確立されていた事実に脱帽。まさに古きを知り、新しきを知る。
だな。

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金継用のセット、市販であるのに驚いています
綺麗に出来ると良いですね
Posted at 2016-04-18 15:41

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トーキューハンズという、一歩踏み入れると何故か請求書がやって来る、ラビリンスです。
Posted at 2016-04-19 03:29

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