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サウスベイ マネジメント セミナー( Southbay management seminar )は月一回のセミナーを中心に勉強し、時々に親睦をする、乃ち「よく学び、よく交友する」そのような会です。

2000年度 9月 - 東本願寺ロスアンゼルス

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2000年度 9月 - 東本願... 2000年度 9月 - 東本願... 2000年度 9月 - 東本願...
[セミナー要旨]

私の父は、次男でお寺を継がなくてもいい身であったので、本山の仕事をしていた。
札幌 に居た時、1年の予定で、父がロサンゼルスへ単身赴任したのが1953年のことだった。その後、家族全員が、ロサンゼルスの渡ることになった。 父が、ロサンゼルスに来ていなければ、私もアメリカに来ることはなく、東京にある寺 を継いでいた思う。アメリカの寺の住職は、本山が決めるので、世襲制は、ない。
  日本では、仏教の器は残ってはいるが、中の水(仏教の真髄)は濁っていたり、水が無 くなっている状態である。お釈迦さまが、何をおっしゃたのか、親鸞聖人が何をしようと していたか、を学ぶことが大事である。
  ロサンゼルスの東本願寺では、若い仏教徒を生み出そうとしている。仏教の教えを生活 に結びつけることが大切である。仏教は、生活がよくなったり、お金が増えたり、するも のではない。宗教が、勝負に勝てるようにしてくれたり、お金が入るようにすることはない。
  宗教は、人間関係を改善することであって、自分が変わるから、回りも変わるのである。
人間は、他人を変えようとするが、他人を変えるためには、自分がその10倍の努力をしなければならない。そう分かっていても、妻と喧嘩すると、妻の方が変わるべきだ、と思ってしまう。
  お釈迦さまは、正顕(正しく見る)、正思(ただしく思う)などの八正道を説いたが、「正 しい」ことを定義しなかった。仏教は、自分を見つめること、自己とは何ぞや、という問いを常に持つことである。 「先生」と呼ばれるような仕事をしていると、自分を知ることには、一番じゃまになる。 私は知っているが、あなたは知らない、という立場にいると、ガードが固くなり、柔らかい頭には、なれない。歳をとっても、常に学ぶ精神が必要である。

(まとめ=東 繁春)

2000年9月14日

お 礼 の こ と ば
伊 東 憲 昭 様
河 和 田 賢 淳 様
昨日は 私達「サウスベイ経営セミナー」のため、貴 東本願寺ロスアンゼルス別院をご提供いただき、ご多忙にもかかわらず貴重な時間を割いて講師として有意義なご講話を大変有り難うございました。
毎日、ビジネスの世界であわただしく生きている私達にとって、人間としての生き方、人と人との関わりなどについて考える事は、つい忘れがちです。今回のご講話は人間として生きるための基本とも言うべき仏教、特に浄土真宗を中心とする教えについてわかり易くお話いただき、たいへん勉強になりました。
 私達は日常の不都合を自分以外にその非を求め、相手を変える事に執着する傾向につい走りがちですが、今日のご講話で、まず“自分を変える”ことの重要さを良く理解致しました。
 また八正道(はっしょうどう)のお話、そのひとつである正見(しょうけん)についてなど、私達にとって心の眼が開く思いでした。また、“いい人になる”のは他人の為ではなく、自分の為であること、“本当の仏教徒は常に学ぶ心を持つ生徒である”など、心に沁みるお言葉の数々は私達のこれからの生きる上での貴重な糧となるものです。
今回のセミナーでは 私達との率直な意見交換の時間もとっていただけ、大変有意義でした。
もし出来たら また次の機会を作っていただき、お話をしていただけたら幸いです。なにとぞよろしくお願い申し上げます。
どうも有り難うございました。
#SBMS過去のセミナー

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