日時: 2015年2月11日(水)、6:30PM - 8:30PM
会場: ニューガーディナ・ホテル
講師:チャンドラ小夜子氏
講演録担当:佐伯和代
講師略歴:
1997年に渡米して、カレッジでヨガを受けた時、 長年の交通事故による後遺症で重く苦しかった首から何かがフローして流れ出て行くのを体験し、ヨガに目覚める。2005年にYoga Worksでティーチャートレーニングを受け、肉体的にも、精神的にも辛かった時、瞑想している時に現れるChandraに癒され、励まされ、気がついたら、Chandra Yogaと名付けヨガをシェアし始める。2007年、Dharma Mittra師のヨガのトレーニングを受け、魂が歓喜に満ちるヨガを体験。精神世界に目覚める。世界中の偉大な師たちに出会い、陰ヨガや、リストラクティブヨガ、タイヨガセラピー、チェアーヨガ、ラフターヨガ、チベット体操などのトレーニングを受け、2009年、母が脳梗塞になり、何かできることはないうか?と、レイキ(マスター)、アロマセラピー、キネシオロジー、ブレインジム、ボディートークセラピー、天城流湯治法、操体法、楽健法等いろいろなホリスティック療法も学び、体と心と魂のバランスを整えるセラピー効果があるオリジナルスタイルのヨガを追求しながら、アメリカ、日本各地でシェアしている。 ヨガに出逢う前は、慣れない異国の地で、言葉もわからなく、大学に行きながら、出産と子育てで、体も心もかなり重荷を背負っていました。ヨガに出逢ってから、身体も心も楽に自由になって、ありのままの自分でもいいんだ!て思えるようになりました。そうすると、周りも受け入れられるようになり、すべてが愛おしく、目の前に写る世界が輝いて見えるようになりました。 それでも、時々起こる痛みや苦しみは、自分の内側に意識を向け、体や心からのメッセージに気づく時。 それに気づき、自己を省みると、内側からじわ〜っと至福と感謝の気持ちが湧いてきて、 本来の輝きに満ちた自分、慈愛に満ちた自分、神聖なる自分に繫がる。 たとえどんな小さな気づきでも、私は“プチ悟り”と呼んで、楽しみながら、自己探求の道を歩んでいます。
http://yogachandra.com/index.html
講演内容:
本日のセミナーは講師の義理の祖母、今年104歳もセミナーに参加されました。
明治44年生まれ。現在風邪もひかず、持病もなくお元気なおばあちゃん。横田おばあちゃん「ただ毎日楽しんで生きてるだけです」
100歳の長寿祝いを在ロサンゼルス日本国総領事から受けた。
東京生まれ、結婚で広島に行き、被爆体験も持つ。おじいちゃんの引退後、おばあちゃんの故郷にということで、二人で渡米。
自分のことは自分で
95歳まで車を運転し、ヨガと美容室に通っていました。
そのための努力もしています。
ヨガやエクセサイズ、ストレッチなど
いつもおしゃれにしている
毎週、美容室にいき、ヘアセットとネイルもしてもらっている
姿勢がいい
柔軟性がある
何事もポジティブシンキング
健康とは
WHOの定義:1948年設立
Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.
健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的、精神的、社会的にもすべてが満たされた状態にあることをいいます。
1988年に新しい提案 Health is a dynamic state of complete physical, mental, spiritual and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity. 健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的、精神的、霊的、社会的にも、すべてが生き生きと満たされた状態にあることをいいます。
霊的・スピリチュアルとは 人間全体を考えるときに無視できない、目には見えないが、生きる意味や目的に関するとても重要な要素だとされる。
病気とは
古代エジプトやメソポタミアでは、病気とは、悪霊の侵入や神々の争い、犯した非行に対する懲罰と考えられ、経験と祈祷を兼ねた診断と治療法が講じられた。
気が病んでいること。
それを元に戻すと、元気になる。
何気に「気」という言葉を使っていますが、、、その「気」とは?
サンスクリット語のプラーナ
プラーナとプラーナーヤーマ
B.K.S IYENGER Light on Pranayamaから引用
IYENGER YOGA の呼吸法について書かれた本。
プラーナは宇宙のあらゆるところに充満しているエネルギー。
それは物理的、頭脳的、精神的、知的エネルギーであり、宇宙エネルギーである。
すべての震動エネルギーはプラーナである。
熱、光、重力、磁気、電気もプラーナである。
プラーナはすべての物に含まれ、潜在しているエネルギー。
『ハタヨガ・プラディーピカー(ハタヨガの原典)』にはプラーナーヤーマはヨガの心臓部である。だからプラーナーヤーマ(呼吸法)なくして、ヨガは存在しない。と述べられている。
『ウパニシャッド』によれば、
プラーナは、生活と意識の基本である。
プラーナは魂であり、神である。
プラーナは宇宙のすべての物の生活の呼吸である。
宇宙のすべての存在はプラーナによって生まれ、生き、死ぬときは宇宙の呼吸に溶解する。
プラーナは人生という車輪の中心である。
すべての物はプラーナの中で存在する。
宇宙には最初からフリーエネルギーのような形で無尽蔵の使い切れないほどのエナジーが満ち溢れている。それを古代から「プラーナ」と言っています。
その「プラーナ」「気」をどうやって手にいれられるのか?
What is YOGA?
ヨガにはいろいろなものがあります。
セレブリティーもヨガをしていることは有名です。
また、スティーブ・ジョブズ氏も[Autobiography pf a Yogo あるヨギの自叙伝]という本を唯一電子ブックでiPad2に入れていた。
チャンドラさんとヨガとの出会い
20代:渋谷のスポーツクラブでヨガクラスに挑戦。しかし、体の硬さに挫折。
学生時代陸上をしていて筋肉質なため、体が硬い.
20代後半:交通事故に遭い、むち打ちになる。
1997年:結婚を機に渡米。そしてヨガに再挑戦。
このヨガクラスは気楽なヨガで、続けることができた。
そして、犬のポーズをした時、今までの辛さが流れ出るような「何これ?!」という衝撃をうけた。
2005年:Yoga Works Teacher Trainingを受ける
2006年:自宅で友達にヨガを教え始める。そして、子供達にヨガを教えて欲しいという要望があり、Chandra YOGAが誕生。
Teacher Trainingを受けていた頃は子育てもあり、英語での参考書を読むこと、また宿題なども大変だったが、瞑想をした時、女神様が頭の中に浮かび、Chandraを体感。
2007年 Dharma Mittra Yogaとの出会い衝撃を受ける。
一呼吸、一ポーズを神に捧げるつもりで行いなさいという教え。
Dharma Mittra 氏のトレーニングを日本でも受けることができた。
2008年、母が脳梗塞で倒れ日本に帰国。母は一人暮らしで、倒れたまま2日間気づかれずにいたことから、お医者様もよく生きていたとおっしゃるぐらいの状態だった。
でも、その年、不思議なことがたくさん起きた。
Tibet Heart Yoga 瞑想をした時、母を想って瞑想したら、信じられないくらいの涙がとめどなく流れた。先生に聞いたら、母には影響がないが、あなたの目に映る世界が変わるかもしれないとの言葉。その時は、その意味が理解できなかった。
そして、母をお見舞いに行ったら、寝たきりだった母が、突然立って、つたい歩きはじめた。 看護婦さんも驚く状況がうまれた。
そして、胃瘻を入れていたが、自分でご飯も食べられるほどまで回復。
自分には米国に家族があったため、帰国。母はその後リハビリも危険なことからまた寝たきりに。 その時に、やっと、先生の言った意味が理解出来た。
母にとっては、変わらなかった。でも、私には、瞑想によって、目に映る世界が変わる、奇跡も起こすことができる。ということを体験できた。
そして米国で再びヨガを学ぶと同時に、ブレインジム、キネオロジー、レイキ、笑いヨガなども 学ぶ。
2010年にはチベット体操も学び、認定インストラクターとなる。
ヨガの歴史
サンスクリット語の「yuj ユジュ」
体、心、魂を神(あるいは宇宙)に結びつけることの修行法。 インダス文明からうまれた。 200年ころ、最も古い経典「ヨガ・スートラ」が編纂された。
1000年ころには、ポーズ(アーサナ)と呼吸法(プラーナヤーマ)などの、肉体を浄化し強化する鍛練によって、自己(エゴ)を超越したゆるぎない境地を目指す「ハタ・ヨガ」が出現しました。現在世界中に普及しているヨガのポーズは、この伝統的なハタ・ヨガの一部です。その後、ハタ・ヨガの教本を基礎として様々なヨガが生まれ、現在も新しいスタイルのヨガが次々と生まれています。
ヨガの種類 私が体験して、学んできたヨガのみお話しします。
「ハタヨガ」「ハ=太陽・吸う息、タ=月・吐く息をコントロールし、姿勢を整え、気、エネルギーを調和する。多くのヨガの基本。
ラジャヨガ・・・別名「古典ヨガ」「瞑想ヨガ」とも呼ばれている、心のヨガ
アイアンガーヨガ・・・B.K.S.アイアンガー師によって考案されたヨガ
アシュタンガヨガ・・・S.K.パタビ・ジョイス師によって考案されたヨガ
クンダリーニヨガ・・・内なるエネルギーを活性化させる呼吸法が特徴的なヨガ
ダーマヨガ・・・アメリカのヨガ界の宝石と呼ばれるダーマミトラ師によって考案されたヨガ
ビクラムヨガ・・・ビクラム・チョードリー師が考案した、室温40度・湿度55%の高温多湿環境で行う「ホットヨガ」
パワーヨガ・・・運動量が高く、エクササイズ効果抜群。爽快感あふれるヨガ
陰ヨガ・・・筋肉をリラックスさせ、柔軟性を高め、心身に深い癒しと気づきをもたらす
リストラティブヨガ・・・回復させるという意味。深いリラクセーションを与える癒しのヨガ
タイヨガセラピー・・・インドのアーユルヴェーダ医師によってタイに持ち込まれた。「二人ヨガ」「世界一気持ち良いマッサージ」とも呼ばれている。
・ チベット体操・・・「若さの泉」簡単に若さが手に入るヒマラヤの高地の谷に伝わる秘法。
・ 沖ヨガ・・・沖正弘師によって考案されたヨガ。ハタヨガをベースに、東洋の伝統医療、
自然食、禅や瞑想などを総合的に体系化された日本ヨガの草分け的存在。
ラフター(笑い)ヨガ・・・ムンバイの公園で、Dr.カタリナが始めたことから、今では世界70カ国以上、1万以上のグループが活動している。呼吸法で「脳の活性化」と「免疫機能の強化」とストレス解消で、「人間関係の円滑化」の効果がある。
そのほかにもたくさんの種類があります。
ヨガの根本経典 バイブル Patanjali Yoga Sutra(BC5000年〜AD300年頃)
1.2 YOGAS CHITTA VRITTI NIRODHAH
1.2 心の作用を止滅することが、ヨーガである。
その練習方法が、さらに記されいる。
アシュタンガヨガ ヨガの八支則
1.ヤマ(禁戒)日常生活の中で行わないほうがいいこと
Yama 禁戒。 他人や物に対して守るべき行動。道徳的基本。
アヒムサ:非暴力 肉体的だけでなく、言葉、想念も苦痛を引き起こさないこと
サティア:正直 自分に対しても、誰に対しても正直で誠実であること
アステーヤ:盗まないこと 物はもちろん、時間や歓びも不当に奪わないこと
ブラーマチャリや:節制 あらゆる欲望に溺れ、エネルギーを消費しないこと
アパリグラハ:不貧 物質欲に囚われない。執着しない。必要以上の欲を手放す
2.ニヤマ(勧戒)日常生活の中で行ったほうがいいこと
シャウチャ : 浄化 心身を清浄に保ち、心身を浄化する。
サントーシャ:知足、満足 今あるものに感謝しましょう。
タパス:鍛錬。修行。苦行。焼くこと。行動すること。ヨガの場合、練習。
体と感覚の不浄が消え、超自然力が得られる。
スワディヤーヤ:読誦 学びを深め自己修練すること。学びを深めていけば、望む答えが得られます。
自ら望む神霊と霊交が得られると書かれていますが、
自分が知りたいことが、たまたま見つかることありますよね? そういうことがシンクロしてくるということ。
イシュワラプラニダーナ:うちなる神に全てを委ねることで、サマディが得られる。
3.アサナ(坐法)理想的な姿勢をとること
4.プラナヤマ(調気法)理想的な呼吸をすること
5.プラティヤハーラ(制感) 感覚をコントロールすること
6.ダラーナ(集中) 集中をする努力をすること
7.ディヤーナ(無心)集中が自然に深まっている状態
8.サマディ(三昧) 集中の対象と調和している状態 悟り
体は小宇宙 心と体のつながり 東城百合子さんの本
ヨガの5つの鞘・層
第一:アンナマヤコーシャ(肉体の層)一番表層の体、見えるもの。
アーサナの練習で改善される。
第二:プラーナマヤコーシャ(エネルギーの層)プラーナ、気見えない身体の気の流れ。
プラーナヤマの練習で改善される。
第三:マノマヤコーシャ(心の層)思考や感覚、モンキーマインド。
プラティアハーラ、ダラーナで改善される。
第四:ヴィジナーナマヤコーシャ(知恵の層)記憶、理知的、半断。
ディヤーナで改善される。 物事をジャッジすることを手放してみると…本当の真の自分が見えてくる
第五:アーナンダマヤコーシャ(至福の層)自我を越えた真我、魂。
サマディ、さとりの境地。
U Theory :U理論 MIT経営学部上級講師C.オットー・シャーマー氏
内面のあり方、意識の変容に着目
ここで私が言いたいのは、神とか宇宙とか大いなる源とか、何か見えない大きな力があるということは、ヨガ修行者や宗教家に関わらず、こうした経営学の教授も、認めているということ。そして、それを理論として、実践しているということ。
このあとは実践! 20歳は若返る!!!?
2015年1月26日テレビ東京放送『主治医が見つかる診療所』~冬の感染症予防!免疫力アップSP~カンタンに笑って免疫力アップ!~中瀬勝則 のVTR
作り笑いも本当の笑いでも同じ効果が現れる。 作り笑いでもいい。
笑いヨガを行い、健康管理。
かんたんレクチャー 手拍子(リズム)と掛け声、呼吸
1)状態をあげながらゆっくりと鼻から息をすい、一旦とめてゆっくりはく
2)鼻から息をすい、とめて、あははは〜と笑いながら吐く
3)子供の心に帰るおまじない「いいぞ、イェ〜イ!!」
4)ナマステ笑い「手を合わせて笑う」
日常の中での実践
渋滞の車の中、声を出して笑う =渋滞も笑い飛ばせるようになる。一人車の中+笑いヨガ
そうじをしながら笑いヨガ 掃除機の音がうるさいから、近所にも聞こえない。
洗濯をしている時も笑いヨガ
お店(ペットショップ)、お魚に笑いかける
孫と車にのって、信号が赤になったら笑いヨガ
笑いヨガを行うようになったら喧嘩をしなくなった。免疫力だけでなく家族関係も向上
挨拶笑いヨガ
目と目を合わせてアイコンタクトを行うことで、鏡の効果でお互いが笑ってしまう。
前後、左右の方とやってみましょう!
日本人の笑いヨガ:口に手をあてて笑いましょう!
アメリカの笑いヨガ:握手をして、笑いあう。
掛け声:ほっほ、ははは、ははは、ほっほ、わはは、わはは、イェーイ!
ご当地ごとに掛け声を変えてみる 大阪:ええやん、ええやん、イェーイ!
アメリカは:Very Good Very Good イェーイ!
ブレインジム アメリカの教育学博士ポール・デニッソン博士によって開発された脳を活性化するエクササイズからなる画期的なプログラム
自分は何をやってもダメだ・・・とあきらめていませんか?
それは、「あなたの脳がまだ眠っている」からかもしれません。
あなたの脳を活性化!
1)水を飲む 脳を活性化 脳と神経系間の電気作用の効率化
2)ブレイン・ボタン:脳のスイッチ
片手をへそにあて、もう片方の手は鎖骨の下のくぼみにあてマッサージ
左右のバランス、両目のバランスを整える効果
気合を入れて仕事や勉強をしようとするときに実践!
ミトコンドリアを増やして若返り
姿勢の良さ:背筋と太ももの筋肉にミトコンドリアがたくさん含まれています。
片足立ちも有効。「頭が糸で吊られているようなイメージ」
日常的に美しい姿勢で暮らすことが、ミトコンドリアを増やし、若返りの基本。
片足をあげて、両手を上げて、木のポーズをやってみましょう。
3)クロスクロール:左右の脳の統合
椅子に座った状態でも、片足をあげて、反対の手を上にあげる。
それを交互に行う。
次にあげた足と反対の手を膝にあてる。 交互に。
次は肘と膝でクロスクロール。
次はつま先と指先をタッチ。
体の後ろに手を伸ばし、反対の足をタッチ。
4)フックアップ:感情のバランスを取り戻す
足と手を交差して、両手の指を組んで、胸の前に 目を閉じて、深呼吸しながら、左右の脳がバランスとれているイメージ 両手の指先を合わせる。
トータル26のエクササイズがある。
チベット体操
米国人の軍人がヒマラヤの奥地に入り若返りと永遠の若さを保つ秘密を伝え持っている寺院を発見 し、そこで伝えられている体操(儀式)を持ち帰り、「若さの泉」というタイトルで出版されました。
たった5つの儀式をおこなった人々に驚く効果があった。
ヨガがむずかしいという方、試してみてください。
チャクラを整える儀式 1つめの儀式は回るため、目が回ることがありますが、それは当たり前。 大丈夫、大丈夫と思い、心を落ち着ければ、大丈夫。
朝行うのがオススメ。
反る運動がありますが、交感神経が働いてしまうため、空腹の朝にオススメ
脳科学者の加藤先生:美人のための脳のアンチエイジング
とにかくネガティブなことを思うと老化してしまう。
脳に定年はない。脳は一生成長するので、一生現役。
自分で思い込んだらその年齢だと脳は思い込む。
加藤先生は、毎朝起きたら28歳だと思い込んで生活をしている。
思い込みでも、ポジティブに考え、なんでもあきらめずにチャレンジしていくことで、 いつまでも若さをキープ!