2002年9月16日
中 西 猛 様
先日は 私ども「サウスベイ経営セミナー」のため、講師としてお出でいただき 誠に有り難うございました。
長年の経験に基づくお話は、どれも実体験に裏打ちされた迫力と説得力に溢れ、参加した会員にとって大変有意義なものとなりました。
開発、製造、営業それぞれのご経験談中で、「社会に対応して時流に乗る事の重要性」と「異業種交流の重要性」を判りやすくご説明戴き、感銘致しました。
ミノルタのユニマチックからヒントを得た島津のオートショット
「異業種のアイデアを適用する事で、パテント取得が可能であった事」
「自分自身で悩み、限界まで極めた研究が基になって、新しいアイデアのインスピレーションが湧き、外の世界の情報に対するセンサーの感度を上げる事が出来る」
百発百中から千発千中への改善
「長年やり続けてきた事をブレークスルーする事は難しい」
「It is time to think outside the box. と必ず別のやり方考え方がある事を信じて取り組む事が大切」
在米日系人の先人への感謝
「現在の在米日本人が、現在の地位を得ているのは、先人の遺産によるものである事に思いを致し、感謝すると同時に社会への貢献をいつも考えなければならないこと」
また、島津製作所が明治時代のヴェンチャー企業であり、彼らの開発した畜電器が日露戦争のバルチック艦隊との勝利に大きな役割を果たしたエピーソードも大変楽しく聞かせていただきました。
ご引退直前のお忙しい時にも関わらず、私どものために時間を割いていただきました事に心より感謝申し上げます。引退後は、どのようなご予定なのか、伺う機会を逃してしまいましたが、今後とも、健康に留意されて、私ども後輩企業人に叱咤激励を続けていただきたく、お願いいたします。
この度は、誠に有り難うございました。
サウスベイ経営セミナー
会 長: 井出 英雄
セミナー委員長:永山 繁雄