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サウスベイ マネジメント セミナー( Southbay management seminar )は月一回のセミナーを中心に勉強し、時々に親睦をする、乃ち「よく学び、よく交友する」そのような会です。

2014年11月 「IT 新時代の到来によるビジネスチャンスとリスク」 講師:山並憲司氏

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日時:' 2014年11月12日(水)、6:30PM - 8:30PM
会場: ニューガーディナ・ホテル
講師:山並憲司氏
講演録担当:佐伯和代
講師略歴:
1972年(昭和47年)東京都生まれ
1997年 東京大学大学院(電子工学修士) を卒業後、通商産業省(現経済産業省)に事務官として入省。
プライバシーマークの創設、IT/エレクトロニクス産業振興、産業技術総合研究所の創設、著作権制度の規制緩和等に従事。
2004年 M.I.T. Sloan School of Management, 経営修士
2005年 Duke Law School, 法学修士
2006年 McKinsey& Company Inc.入社 ハイテク産業の戦略、構造転換、オペレーション改善等に従事。
2009年 楽天入社 日本の楽天市場事業にて戦略、CrossBorder事業、AffiliateMarketing事業の責任者として従事した後、Rakuten.com(Buy.com@AlisoViejo)にてChief Marketing Officer, Chief Strategy Officerを経て、現在Rakuten USAの戦略担当。



講演内容:

IT新時代の到来
この20年間 めまぐるしい進歩 
最近のコンサート会場では、スマホを掲げて写真をとる風景がよくみられるが、昔は拳をあげてもりあがっていた。
第1波:90年代後半
 
 Windows95 ユーザーのインターフェイスが使いやすくなったため、一般化が進んだ。
  当時はソフト販売時に行列が出来た。
  このころから書類などがデジタル化してきた。
 また、コネクト(つながる)ということが出てきた。 いろんな人が離れていても可能
第2波:クラウド化
amazonや楽天もクラウドの1種。情報を自分の手元ではなく、ネット側に置く事で、 アグリゲート出来る。したがって、いろいろな集約されたものにコネクト出来る。
Yelpなども、コメントなどが集約されたその1種であり、Dropboxはフォルダーをクラウド化したことにより、グループメンバーがシェアフォルダーにどこからでもアクセスでき、自分だけでも、どこでも、どのデバイスからでもアクセス可能。現在、5ミリオン市場となっています。
今後、カルテのデータ化が進めば、医療産業などでもクラウドを使うことにより ビジネスチャンスが生まれるのではないでしょうか?
第3波:モバイル、ソーシャル新生態系
2009年頃、日本のガラケーのような携帯電話を使っていた時代、UPSの配達人がブラックベリーを使用していたが、今では一般化。
グーグルが2005年のアンドロイドを買収し、OSを誰でも自由に使えるようにしたことから、広く普及。
モバイルについて
インターネットを携帯電話で見ようとした場合の早さがGで表されている。現在は4Gですが、 最初の1Gと4Gを62000倍、 2Gと比べて2300倍違うことから 1G時代と4G時代では、出来ることが変わってくる。
アンドロイドとアップルのiPhone 実は後発のアンドロイドが普及に貢献している。 その理由として、誰でもOSを自由に使えることが出来ることが理由。普及率も実はアンドロイドの方が高い。
モバイル時代:
1)マッシュ・アップ(いろいろなものを重ね合わせる)
  例えば、不動産サイトでは、地図と価格、購入可能かどうか、など様々な情報をみることができる。
また、チェックイン昨日を使うと、自分の現在の位置をGPSを使って知らせることができ ロケーション特定機能から、新しいコミュニケーションが生まれている。
FBやツイッターなどのようなSNSが出てきて、モバイルで位置が特定され、モバイルとソーシャルによって、今出来る事は昔と比べて大きく変わってきている。
参考例1:Tripit   
Emailと連動し、アプリを開けるとコンファメーションやフライトナンバー、そして、ディレイなどが表示される。
例2: スライス  オーダーコンファメーションがメールで送られてくるのを集約出来たり、トラッキングが確認出来たりする。
モバイル x Emailで便利な時代が到来している。
PC 90年代の終わりには、無名のPCメーカーなどが存在していたように、誰でもPCを作ることができ、乱立していた。しかし、最近ではNECやSONYがその部門を売却したりなど、乱立すれば、それだけ明暗が分かれてくる。
Innovator がモノをつくる。
そのご、各社がそのモノを作り出す。
こうなると、かならず、パートナーシップを組む企業が現れる。
そして、自前でPCをつくる企業が減る。
例えば液晶画面:画面がきれい、ネットワークとつながっている、また3Dだなど、 いろいろな製品が出てくるが、お客さんがそれらの製品を選ぶことになるため、 生き残りが厳しくなってくる。
]タブレットPC
Ipadは2010年に発された。しかし、サムソン製品のタブレットは、衰退傾向にあるのが現状。
みんなが作ることが出来るため、差別化が難しくなってきている。
最初に使う人(少数)、次に一般化し、利用者が徐々に減る、そんな山形のカーブを描くのが普通。しかし、サイクルが早いため、ビジネスの形態も変化の時代にきている。
現在、差別化が難しくなっている。
イノベーションには時間がかかる。そして類似品が出て、価格破壊。
価値はその上のサービスにあるようになってきている。
アップルやグーグルは、プラットフォームとストア、というところをおさえている。
ドコモはiPhoneと同じような仕組みを以前から採用していた。I-mode しかし、それが伸びなかったのは、表面的なものばかりに着目し、根幹(プラットフォーム)が薄かった。
モバイル・ソーシャル
新生態系 エコシステムとディープデータ。
FBの中にアプリがあり、‘いろいろなプラグイン(つながる)ものがあり、そういった世界を作っていることが強い。
やはり、プラットフォームを持っている企業が強い。
ユーザー数と情報の内容 100人のユーザーが10の内容をそれぞれ持ち寄れば、 100×10=1000の情報。
しかし、情報が10でユーザーが10だと100の情報。ですが、どういった情報を持っているかで、その価値が変わる。 ビッグデータ(情報が多い)と、ディープデータ(情報の種類)。
例えば、どんな買い物をしたのか、どんな経路をたどったなのか、などの情報は ディープデータ。
Trillion Sensor Visions  これを使いこなせるかどうかが、ビジネスチャンスにつながるかどうか。
色:赤、レッド、朱色  全て赤だが、人によって表現が違う。よって、現在はまだ情報が整理されていない。もし、これを全て赤と認識出来たら、マーケティング時に役立つ。 他の企業が持っていない情報をいかにもてるのか、これがキーのひとつ。
今後の主流になるビジネスモデル
今までは、どういう商品をどこで、いくらで。どうやって売るか。
しかし、今後は、「プロダクト・サービス」開発。
最近は、モノが売れない時代ですが、ビジネスモデルを1から考えることが出来るところが制している。
これからの「プロダクト・サービス」開発
                  販売チャンネル
                  マーケティング
                    バリュー
                 インテリジェンス
プロダクト  アプリ  アクセサリー  他社プロダクトアプリ 補充サービス 
              プラットフォーム/ライブラリ/API 
                   ビジネスモデル 
インテリジェンス化とあらゆる産業への応用
インテリジェンス:自分の分身
カーナビ:アンドロイド、スマート家電、グーグル・グラス、ロボット。
グーグルは先日関連企業9社買収し、OSをロボット化しようとしている。
車:テスラ  インパネはパソコンそのもので、車体自体も電気制御されている状態。
テスラのような車が今後出てくると、価格が低下傾向になる。
医療分野: 
スクリーン上での医療が出来ると、遠隔医療も可能になる。
例えば、カルテをインドに送り、診察をしてもらうと、医療費が安くなるなど。
また手術もITの力を得て出来ることが広がった。
血栓部分にロボットが入り、広げるなど、今後は標準化しそう。
Farming
これまでは、長年の感でこなしてきた事を、今後は、日射量や水の量をデータ化すると、 農業もしやすくなる。現在アメリカで進行中。これが日本に行くと、収穫率が高まる可能性もある。
ITと遠い世界と思われてきた分野にもITが進出し、ITは最適化するものなので、現在ITが入っていない分野ほど、伸びる可能性がある。
最もIT化が遅れた産業が格好のターゲット
新しいプラットフォームの覇権を握ることが大切
世界を取る「ビジネスモデル」づくり
新しいものを生み出していくことが大切。
強みは日本、波及力は米国、ビジネスモデルは常に新しいもの 
これが今後伸びる法則
米国の市場をレバレッジしなければ、世界は取れない。
英語で、米国でビジネスを始める事が大切。
既存の固定観念を捨てることが大切。
今こそ、ビジネスモデルが変わるチャンス
もう10年してビジネスモデルが変わると、今の競争優位が失われる。
以上。
#2014年セミナー

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