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タロージャーナル

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烏骨鶏の卵の置土産

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烏骨鶏の卵の置土産
夕刊紙の日の「4行日記」

1.横浜へ帰る知人を見送りに行く。40年以上のお勤め、20年近くの単身赴任お疲れさまでした。大黒屋商店さんの蒟蒻いろいろをおみやげに。
2.アリオで嫌なものを見てしまい気分が悪い。それとは別に頭も痛いし気持ちも悪く、久しぶりにバファリンのお世話になった。
3.夕食後はみんなでまた人生ゲーム大会。1回目の大苦戦で不機嫌な顔、2回目の大勝でニコニコの顔。その喜怒哀楽、気分屋のところは誰に似たの?
4.2回続けて最下位のボク、人生っていうやつは難しいですね。もうあんなゲームやりたくないわ。弟、しばらくこなくてよろしい。

単身赴任の長かった知人がトラックに荷物を積み込み、
家族のいる横浜に帰って行きました。

親子ほどの歳の離れている大先輩だけど、
友達というかいろいろよくしていただきました。

ひとり暮らしで休日には日帰り温泉に行ったり、
ここ数年はハイキングにかなり精を出していました。

ボクに鐘撞堂山を教えてくれたのもこの人で、
早朝や休日によく山頂でご一緒したのがいい思い出です。

特に約束をするわけではなくお互い勝手に登って、
山頂で「どうも」っていう軽い感じで。

どんぐりやくるみをひろっては、
ちょこっと手を加えてキーホルダーをつくったり。

おまんじゅうをつくるのも得意で、
クッキーはお宅へお邪魔して娘と一緒につくったりもしました。

そんなあれこれがもうできなくなると思うと寂しいですね。

別れ際にいただいた烏骨鶏の卵を細工してつくった置物、
人柄の現れるかわいらしい置物、大事にします。

長い間お疲れさまでした、お元気で。

【今日のことば】
現代の既存の社会制度にあきたらず、収入は二の次で、
自分がして充実感を覚えられる仕事をしようという若者も増えている。
したくない仕事をして多くの収入を得るよりは、
心や精神の飢えのほうが問題だという、自己の声に忠実に生きようとする者が。
ぼくの知るかぎりでもそういう人がずいぶん現われてきた。
中野孝次「人生を励ます言葉」
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