ところでこの本、気持ちをあっためてくれたものだとばかり思っていたのだが、実は随分と落ち込んでしまっていたらしい。昨夜、娘とテキストで話をしていたら、わざわざ電話がかかってきて、Are you okay? You sound depressed... と言われてしまった。いや、そんなことはないけど?と言いながら話をしていたのだけれど、あぁーそうかも。じわっと落ち込んじゃったんかも。と、思った。彼女にも言ったが、作中の母親の「薄さ」みたいなのが自分と重なり、嫌気がさしたのだろう。自分らしく生きているのはいい。いいのだけれど、自分である前に(という言い方は不適切かもしれないが)「母親」であってよ、と思う。役割としてとかじゃなくって。