怒りの上手な鎮めかた
Feb
9
今日は父の命日。計算が正しいとすると、父が亡くなってから40年になる。わたしが6歳の頃だった。40年。なんだか凄い年数。
夫の仕事のスケジュールがわからず、10時半の休憩時間に一旦帰宅して犬の面倒をみるべきかどうか迷い、彼の携帯に電話をかけたのだが連絡がとれなかった。なのでとりあえず一時帰宅。が、案の定、夫は犬を連れて散歩へ出かけた後だった。たいしたことでもないのだけれど、一応メモ書きを残して職場へ戻った。あなたの仕事は変則勤務で予定が立たないのはわかるけれど、せめてわたしが一旦帰って来なくても良いのであればそのことを携帯のボイスメールに残すなりテキストを送ってくれるなりして貰えるとありがたい。という内容。
2時。仕事を終えて帰ろうというとき、携帯にテキストが届いていて、それは珍しく夫からのもので、少なくとも晩ご飯までは家にいられそうだ。というものだった。良い傾向。あの大きな太い指でテキストを打ったのかと思うと笑える。
夕方、犬たちが外で吠えていたので、中へ呼び戻したのだが、Dしか戻って来ない。いくら呼んでもCは吠えるばかり、Bは耳が遠いので期待は出来ず。そんなこんなでとりあえずDだけ室内へ戻したのだが、ふと、隣のご主人さんが森の中で作業している姿が見えた。と、同時に、その彼をフェンス越しに追うCとB、、、はちゃー。
わたしは既に食事の仕込みに入っていたので、夫にお願いして犬を呼び戻して貰ったのだが、Cの脚が土だらけで大変なことになっていた。わたしは部屋が汚れるので綺麗にしてからでないと!と、憤慨。夫は、手入れをしている芝がCのせいでまたもダメになってしまった!と大憤慨。
芝のことは今はもうどうにもならんでしょうにー。とにかく脚を綺麗に・・・と言うのに、彼は怒って外へ出て行って、芝の種を保護するべくフェンスを立てると言い張る。そんなこと今やったって、意味がないでしょう。と言っても聞く筈もなく。
かわいそうにDはキッチンにいるわたしの足下に引っ付いて震えていた。脚を綺麗にして貰ったC(夫がしたらしい)も、中に入ってくるなり、とぼとぼと歩いておとなしくなっていた。こんな風に怒るのなんて、ルール違反じゃ。確かにわたしもちょっと怒ったけど、そんなのは怒ったに入らないくらいじゃーーー。
夫は色々外で小細工した後に戻って来て、今度Cがあんなことしたら電気ショックのシステムを導入する!などと物騒なことを言うので、今度はわたしが怒り出した。呆れてモノが言えない。怒りにまかせて本当の本当に思ってもいないことを口になんかして欲しくない!と、言い渡した。
まぁその後、何もなかったかのように晩ご飯(今夜はブロッコリーと海老のチリソース和えとエッグドロップスープに雑穀米)をふるまうと、美味しさに負けたのか、怒りも静まったらしい。犬たちを呼んで優しく話しかけてたよ。たぶんわたしが洗いものをしているときとかに謝ったのではなかろうか。
あぁ大事なことを書き忘れるところだった。今日、とうとう歯が入った。新しい歯。本物の(仮歯でない)差し歯。トホホ。