未知の領域
Aug
14
久しぶりになぜか昨夜は夜中過ぎまで眠れずに悶々としていた。夫の鼾のせいでもあるのだろうけれど、、、昼寝もしていないのに、なぜだ???
眠れなかったのもあって、AmazonJapanで姪っ子への誕生日プレゼントを物色。衣類スチーマーにしようかなとカートに入れてはみたものの決心がつかず保留。誕生日までまだ間があるのでじっくり考えよう。
Amazonといえば・・姉たちに贈ったものがそれぞれ配送開始になっていた。姉1と3へは日本時間で明日、姉2へは来週の月曜日に届く予定。喜んでくれること間違いなしだとは思うけど、反応を聞くまではやっぱりドキドキ。
昨夜、姉3からLINEで電話あり。母の担当医を変えたという報告だった。新しい医者は一風変わってはいるが、とても良い先生なのだというのでほっとした。姉曰く、医者から「今、何が一番の問題?」と訊かれ、そのような発想すらなかったから驚いたのだそう。「医者に行ったら、医者の出す薬をもらって来るっていうか、医者が問題を探すものと思っていたから・・・」と。なるほど、そういう感覚もあるか・・・と、今度はこちらのほうが驚いた。医療機関で仕事をしていたわたしとの違いだな・・と、あらためて思った。
色々と話を聞いた後、わたしの個人的な見解としては、母の今の問題というのは「不安」なんじゃなかろうか、と姉に言ってみた。これまでの医者には、そういうことを相談すると、すぐに精神安定剤を出して不安を抑えようとするだろうから言えなかったが、新しい先生には素直に相談して、以前処方された精神安定剤での母の状態も伝えてみると良いかも・・・と話してみた。姉は、なるほど・・そうだね!!と賛成してくれたが・・・どうかな。いつも一緒にいる姉自身が、よく考えて今の問題というのを見つけるのが一番だと思う。母にとっての問題と、介護者にとっての問題というのもまた違うだろうしなぁ。。。母にとっての問題はなんだ?動けないことか?それはそうかもしれない。もしももっと楽に動けるようになると、気持ちも明るくなろう。。。また後で姉らと話してみよう。
そうだ。動きというと・・・姉から仰天話があった。
ある朝、母のベッドから靴が出てきたのだと言う。前の晩になかなか寝付けなかった母だったらしいのだが、ようやく寝たな・・と思っていたそのとき、なんと母は自分で玄関へ行って靴を履き、外へ出ようとしたらしい。が、扉に鍵がかかっていたので、仕方なくベッドへ戻ってまた寝たのだそう。そのとき、靴を脱ぐことができず、そのままベッドへ入った、というわけだった。
もうひとつある。その日は、姉2が母と一緒にいたのだが、ベッドから出てった母のことを、いつものようにトイレへ行ったのだなと思っていた姉、なかなか戻ってこないので心配になって確認に行くとトイレにはいなかったらしい。そしてなんと母は前庭へ出ていて、そこで姉のことを呼んでいたのだと言う。なんてこったい!!徘徊が始まったのか!?・・・と、実はそれもそうなのだが、母の足腰が強くなってきている証拠なのだとも思って驚きだ。歩行器なしで、自力で外へ行ったということ。
姉1はその話を聞いて、「とうとう未知の領域に入ってしまいましたね・・・」と返したそうな。笑い話にして笑い合ったけど、なんともまぁ・・・後から考えるとゾーッとする。転倒したら大変だったよ、、、あーーーー。
いろんな意味で、確かに未知の領域に入ったな、と思った。母も、介護者も。これからどうなるかなぁ。なるようにしかならないとは思うが、良いようにしてください、と、神さまに祈ります。