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  • ユメモ・大海嘯

ユメモ・大海嘯

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9/18/2015







姉2と3と一緒にいる。温泉にでも行こうかと呑気に言っていたのに、津波警報が鳴ってそれどころじゃなくなった。それでも最初のほうはそんな緊迫感はなく、どこか他人事のように思っていた。が、外へ出ると、ごうごうと巨大な波がますますその丈を高くしながら近づいてくる。「大海嘯」という言葉が浮かぶ。そして、あ、今日死ぬんだ、と、思う。

わたしはまるせりーのを抱っこしている。まるは途中からぐでーっと体を伸ばしたまま硬くなって動かなくなってしまった。恐怖でそうなったのか、もう死んでしまったのか、確かめることも出来ない。

構内に新幹線が入ってきた。あぁ良かった!と、思った直後に、姉3がダメ、絶対に乗っちゃダメ!!と言う。列車が止まり、ドアが開くと、中には大勢の人たちが乗っていた。姉の声で、乗らないほうが良いのか、、、と思いながら人々を眺めていると、姉は「ダメー!もう見てられない、怖い!!」と叫んだ。姉3がパニックになってきているのがわかり、だんだんわたしも恐ろしくなる。どうする。どこへ行く。

着物姿の女性がガスステーションから出てきて、広場のほうへ向かった。広場には大勢の人々がいて、その中には東国原氏もいた。「元県知事もなんも出来んのは一緒か」と、誰かが言った。彼は蒼白した顔で立っていた。

振り返ると巨大な波がだんだんと近づいてくるのが見えた。どこへも逃げられない。逃げる場所なんてない。急いで姉2を探す。みんな、一緒にいないと。姉3は近くにいる。手をつなごう。一緒にいよう。

まるを抱きしめる。
それから、お祈りしなくては、、、と思う。
そのあと、ふと、夫のことを思い出す。アメリカにいる夫、お別れの言葉も言えずに死ぬんだ、ごめんなさい。電話も出来ない、言葉を残せない。彼に感謝の言葉を伝えたかった。それから、娘がここにいなくて良かった、と思う。あなたは元気に生きていってね、と思う。

死ぬのってどんな気持ちだろう。痛くはない、と誰かが言っていた。すぐに気を失うのかな。姉たちと手を繋いでても、波が来たらもうそれに飲み込まれてバラバラになっちゃうんかな。やっぱり怖いよ。神さま、怖いです!!


・・・



怖ろしい怖ろしい怖ろしい夢だった、、、、、!!
アラーム前に目覚めた。その後はもう眠れなかった。隣に夫がいたので、本当に嬉しかった。良かった、夢だったんだ、と思う。
昨夜見た津波情報(0.7m観測)というのが頭のどこかに残っていたからこんな夢を見たのか?



・・・


昨日、Cが嘔吐。仕事から帰ってきてカーペットクリーニング。胃液のようなもの。誰がしたのか実際には見ていないのだが、彼の反応でCだとわかった。

夫、帰宅。犬たちとの散歩へ出た後に買いものへ。途中、雷雨。オーダーしておいたピザをピックアップして家に帰るとCが夫の荷物からクッキーやら何やらを取り出してぐしゃぐしゃにしていた。夫、激怒しCに飛びかかる。ばかじゃん。おかげで指を怪我。Cが噛みついたらしい。当たり前じゃん。
軽率な夫の行動に呆れる。彼の怪我よりもCの今後のことのほうが心配だ。怪我がたいしたことなくて良かったのだけど、もしも深い傷で手当てを受けることになってたら、状況によってはCはシェルターに逆戻りになってしまう。人間側が気をつけないといけないことなのに、夫は怒りの沸点が低いのだ。もうー!

夫の怪我を手当てして、カーペットを(またまた)クリーニング。それから夕食。
夫とCは今も尚、冷戦状態。
夜中にひとり、ソファの後ろで寝ているCに気づき、寝室へ招き入れた。かわいそうなC。

そういえば、夢のなかでD&Cは登場しなかったな。というか、日本での津波だから当然のことなのだけれど、頭の片隅に彼らのことを思うっていうのもなかった。なんて薄情なんだ、わたし。











#ユメモ #日記

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