祝賀会
Mar
14
卒業式の後の祝賀会(お茶会)がないということを昨日の朝、知った。
講師仲間のmから「何も聞いてないからないと思う」とは聞いていたのだが、半信半疑で、別件にて委員さんへメールした際ついでに訊ねてみたのだ。すると、「はい、式の後のお茶会は予定していません」という返事だった。ひゃぁ、、、そうなのか・・・。一旦、納得したものの、生徒たちのことを考えると、それは酷かな、、と思う。というよりも、自分自身、彼らのことをお祝いしたい気持ちが強い。特にうちのクラスの一人は補習校中学部への進学はしないので、来週でお別れだ。
午後になって決心し、保護者の方々へメールを送った。生徒らにも伝えていないし、何より保護者の方々に知らせずに行うわけにもいかないし。たいしたものは出せずとも、それなりにパーティーらしい準備はできるだろう。保護者の方々には「特に準備していただくものはございません」という旨をお伝えした。ありがたいことに、ある保護者からは早々に返信があり、何か差し入れできると思います、とのこと。感謝感謝。
そんな計画を密かに立てたからだろうか、妙な夢を見た。
・・・
目覚めると、そこは教室で、生徒らは思い思いに遊んでいた。わたしが寝ていたのを良いことに、ボール投げをしたりかくれんぼのようなことをしたり。え?一体どれくらい寝てしまってたんだ!?少々焦ったが、気を取り直して生徒らを集めた。とりあえず卒業スピーチの練習をしてからでないと。
生徒にスピーチ原稿を持ってきたかと訊くと、えええ、先生に渡したじゃん、と言う。いやいや、授業報告のメールでもちゃんと連絡してある、kとzのぶんは預かっているが他の人は原本を持ってくるように、と書いておいたのだ。そういうのに、生徒らはそんなの知らな〜いとか言っておどけている。ふざけていないで、しっかり練習しなさい。そう言いながら、さて、パーティーの準備をしなくては・・と思う。ふと気づくと、nくんのお母さんがニコニコと教室の隅に立っておられた。保護者にもお時間があればご参加ください、と伝えていたせいだ。あー早くパーティーを始めないと・・・でもまだスピーチの練習が、、、はやる気持ちを抑えつつ、まずmくんからスピーチするよう指示した。mはいつもの調子で飄々と文章を読み始めたのだが、途中で文章を面白おかしく変えて、他の生徒らは大笑い。わたしも笑ってしまったのだが、ダメ、真面目にやって!
そんなこんなしていると、別のクラスの生徒らがうちの教室を横切り、ぞろぞろと廊下へ出て行った。うちのクラスの生徒も、あぁ時間じゃん、と言い、先生そろそろ会場へ行かないと、と立ち上がった。え?まだ時間じゃないよ、まだ後1時間あるよ!そう言うと、nくんがニヤッと笑い、「先生、Daylight Saving Time始まってるでしょ、あの時計、まだ直されてなかったんだよ。」
ええええええええ!じゃ、パーティーは?あの、、、パーティーしようと思ってたの、みんなのお祝い、、、あの、、、、
生徒らがいなくなってから、そうだ、式の前に着替えないと、と思い出し、教室の隅で(誰もいなかったので)慌てて着替え始めた。なんだかキツイな、、そう思って見ると、なぜかわたしはオーバーオールをつけている。いや、マズイでしょ!この格好で式に行くわけにはいかないでしょ!!なんで?なんでオーバーオールなんか???しかも、このオーバーオール、かなり古いものなんですけど、、、まだ持ってたんだ?もうとっくに破棄したと思ってたのに、、、
泣きたくなりながら、時計を見上げた。なんで時間、合わせてなかったの?なんでわたし、眠っちゃてったの?なんで?なんで???
・・・
目が覚めてからもしばらく後悔していた。卒業、、、気にし過ぎかな、、、、?
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