平安
Jul
26
今日も良い天気!でも、まだそれほど暑いとは感じないので、エアコンはつけていない。
朝の散歩の後、以前姉2と一緒に購入したレンガを庭の一角に敷き詰めた。とりあえず買った30枚、敷いてみたらたいした広さにはならず。姉がどのような計画だったのかはわからないが、たぶんもう20枚、いや30枚は必要かも。
ここにいるのも2週間をきった。そのせいかな、出来ることをしたくて探している。本当ならこのレンガプロジェクトも姉のもの、わたしは手出ししないつもりだったのだけれど。
姉のチームは一回戦敗退だった。昨日の夕に連絡があり、あああああ、、、と嘆く。姉はもっとかな。珍しく長いメールだった。ある意味、姉の夏も現中学3年生たちとともに終わったのだな、と思う。母のための介護休職も、その意味合いに含まれている。
昨日の母は表情が硬かった。何か考えごとをしていた。どうしたの、と訊くと、「まわりが何を言っているのかわからない。」と答えた。「わからないときは、わからない、と言えば、わかるように話してくれるから安心して。そのようにちゃんとお願いしてあるからね。」と言うと、ありがとう、と頷くのだが、不安はぬぐえない様子だった。
その後、
「やんきゃ、わんちゅり くまなんてぃ すぃてぃよっち あなんな」
ここが病院であること、リハビリをして退院すること、家は退院に向けて準備していることなどを丁寧に話すのだが、表情は変わらず。母の頭の中には深い靄がかかっているようだった。それが恐ろしく、混乱してしまうのだろう。とても気の毒だ。
帰り道、母のことを想う。何が出来るわけでもない。しかもわたしが母の近くにいられるのも、残り少ない。何かあったらもちろん飛んでくるつもりではいる。でも、何が出来る?
そんなことを考えながら家に向かった。
海岸線沿いを走りながら、変わりゆく島の景色を見る。黒い雲が山の上にかかり、白く煙っていた。あぁ雨が来る、と思う。最近はいつもこんな調子だ。青い空の一部に黒い雲、雨の束が走る。通り過ぎる対向車のいくつかが濡れているのに気付く。路面もある一部だけが濡れている。島のスコールだ。
そんな風景の中、車を走らせていると、ふと、「祈る」という言葉が心に浮かんだ。
祈る。
母の心の平安のために祈る。
どうか、母が穏やかで平和な気持ちで過ごせますように。不安がなくなりますように。母がすべてを忘れてしまったとしても、もしも母の心が平安であるなら、そのほうがいい。そのようにしてください。そのようになりますように。
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