不適な笑み
Sep
5
羽田から姉3と飛行機に乗るところ。兄1も一緒だ。
直行便が空いてなく、鹿児島で乗り継ぎになるらしい。仕方がないのでその中で一番早い便に決めた。それから迎えの時間を姉2に伝え、後は待つだけとなった。
ふと、姉3がどこからか戻ってきて、もっと良い便に変更することが出来るらしいと言う。ただ、
「88000円だかかかる」
と言う。
「うわーそら無理でしょう!このチケットより高いじゃん!」
わたしがそう言うと、姉3はぬふふと不適な笑みを浮かべ、「もう買っちゃった〜」と言うではないの!
えっどういう意味?
話しかける間もなく、姉は「じゃーね!お先に!!」と、保安検査場へと消えていった。ちょちょちょっと待って、ちょっと、、、
兄1は関係ないわいという顔で本を読んでいる。わたしは88000円?8万?えええ?衝撃が強くてイマイチ状況をつかめない。
ままま待て、待て待て待て。先に行ったって、お迎えが困るじゃないか。あ、姉2に連絡しなくちゃいかんのか。もう連絡は済んでるのか。しかしわたしたちの到着が変わらないのだから、結局は同じじゃないか。なんで一人だけ先に行ってしまうんだ。あんなお金かけて、、、なんで?なんで?なんで???
飛行機の時間を待ちながら、姉3のあの謎めいた笑みが頭から離れない。
わからん。
わたしにはわからん。
お迎えはきっと姉3も一緒だろう。その時に訊く。絶対に訊いてやる。こんな無駄なことをしたのはなぜか訊いてやる。88000円って額をどう考えているのか問いただしてやる。
意気込んでみたものの、なんだかしぼんでしまった。訊かなくてもわかる、姉3はきっとこう言うだろう。
「えー、そうしたかったから」
でもね、違うんだよ。わたしが知りたいのはそうじゃない。”なんで”そうしたかったのか、ってこと。けど、それでも同じか。「理由はない、そうしたいと思ったからそうしただけ」
うーん。本当にそうなのかな、、、。
わたしの頭がガッチガチなのか???
・・・
姉3のことを気にしている証拠なり。の、ユメモ。
朝から萎えた、、、、