9/24/2019 昨日は秋分の日。Autumnal Equinox, First Day of Fall. このところ夏に逆戻りしたかのような暑さが続いたが、ようやく少し落ち着いた感。朝はパジャマの上に何か羽織らないと肌寒い。 このところほぼ毎朝、通勤途中で出会す人物がいる。 その人はアジア系の男性で、いつ頃からか毎朝見かけるようになった。多分、大学病院の研修医か何かか?年齢的にはまだ30代前半かといったところ。最初はまったく気にもしていなかったのだが、ある日、補習校でその人を見かけた。否、その人と酷似した男性を見かけた。 が、表情が違う。全然、違う。 毎朝見かけるその彼は、険しい表情で、どことなく不機嫌な顔つきをしている。割とラフな格好で歩いているのだが、早朝に通勤中のアメ人が手にしているような(たぶん)珈琲の入ったサーモマグを持つわけでもなく、ただただ黙々と歩いている。朝が苦手なんだろな・・・と思って見ていた。それか仕事が好きではないか、どっちか。 それがどうだろう。 補習校の彼は、常ににこやかで、周囲に気を遣った風。 最初は似ているだけで別人なのだろう、と思ったほどだ。 でも、同人物だった。確認したわけではないが、何度か補習校で見かけ(保護者なのだろう)、やっぱり同じ人だと確信した。髪型も、背の高さも、そして、これまではちらっとしか見ていなかった顔も。・・・なんて、密かに観察する自分はなんて悪趣味なんだ!? ただ、思うのは、人間って、どこで「素」が出るのかわからないモンだ、ということ。いや、実際のところどちらが素なのか?それはわからないけれど。でも、補習校の日本人社会の中では明らかに周囲に適応するような、いわば社会性を備えた様相である。朝の彼は、周囲の目など気にせず自分一人の時間。一人で歩いているのだから当然と言えば当然なのだけれど。ま、たまたま不機嫌に見えるだけで、内面はそうでもないのかもしれない。 ところで、ずーっと前にいつも出会っていたアジア系の初老の彼 Bogrod はいつしか見かけなくなった。2019年度が始まってからは一度も目にしていない。出勤時間が早まったからというのもあるのだろうが、ちょっと淋しい。 彼はいつもニコニコしていた。