9/28/2019 補習校で、国語の単元授業とは別に独自で取り入れているものがあり、それは受け持つ学年によって変えてきたのだが、今年度は小学6年生ということで、毎週一つずつ四字熟語を紹介している。ここでの生活はもちろん英語が中心となっており、両親或いはどちらかの親がいくら日本語で会話を心がけたとしても、日本在住の子供たちにはなかなか追いつかない。まして四字熟語など、親が意識して使わないと耳にもしないものだと思う。 そういうわけで、数ある四字熟語の中から、知っておいたほうが良いものをこちらでピックアップして紹介しているのだが、今年度の生徒は(ほぼ)永住組ということもあり、割と有名なものでも耳慣れない様子。 先日、某記事を読んでいたら、「八面六臂」という四字熟語が出ていて、正直な話、わたしはこの読み方さえ知らなかった(恥)。 はちめんろっぴ、と読むらしい。 意味は、一人で何人分かの活躍をすること、他分野に渡って存在感を発揮すること、とある。 面は「顔」のこと、臂は「腕」を指すらしい。 つまり、8つの顔、6つの腕を持つ、ということで、すなわち、一人で数人分の働きをする、という意味になった。 また、「三面六臂」という言葉もあるらしい(驚)! こちらは八面六臂とほぼ同じ意味だが、八面とは「広い範囲」を意味するので、三面六臂よりも八面六臂の方が、多岐に渡って活躍するイメージとなるのだそう。 意味を知ってから、八面六臂の活躍を期待されている彼女のことが、少々気の毒に思えてきました。生れながらの役割とは言え、周囲から期待されることの重責を考えると、ちょっと同情・・・・こんなことを大っぴらに言うと非難されそうですが。 特殊な世界だとつくづく思う。