谷川俊太郎
Feb
10
昨日探しものをしていたら思いがけないものまで見つかった。
信じる
笑うときには 大口あけて
怒るときには 本気で怒る
自分にうそがつけない私
そんな私を私は信じる
信じることに理由はいらない
地雷をふんで足をなくした
子どもの写真目をそらさずに
黙って涙を流したあなた
そんなあなたを私は信じる
信じることでよみがえるいのち
葉末の露がきらめく朝に
何をみつめる小鹿のひとみ
すべてのものが日々新しい
そんな世界を私は信じる
信じることは生きるみなもと
詩:谷川 俊太郎
来週、ちょうど谷川俊太郎氏の「生きる」を授業で扱う。谷川俊太郎氏の紹介をするにあたって彼(わたしの生徒)が知ってそうなのは「スイミー」くらいかなぁ・・と思っていたが、この詩も紹介しよう。「生きる」と繋がるものもある。
この作品は平成16年度のNHK全国音楽コンクール中学部の課題曲となっている。この詩を書き留めたのが2004年。娘の中学の合唱コンクールで披露されたものでした。懐かしい!!
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