03/23/2021 のど自慢が島だったよー と、娘から動画が送られてきた。 のど自慢、やってるんだ。。。と思いながら開いてみると、無観客(?)だった。あぁそうなるのね、と納得。 ちょうど番組が始まるところだったのだが、出場者らが観客席にばらばらと距離を取って座っていて、カメラに向かって手を振っていた。 そしていつものあの鐘の音が鳴ってテーマミュージックがかかると・・・ 踊ってるーーーーー笑!! 奄美には「八月踊り」というのがあって、旧盆に集落ごとで行われる。 高校生になると、高校生組として八月踊りをさせられるので、練習が始まるらしい。 わたしはその頃には島を出ていたので、実際に習ったことはない。あの頃はラッキー!と感じていたが、今になって悔やまれる。 踊りだけではなく島唄も学ぶのだが、その島唄というのが集落ごとに違う。なので、自分の生まれ育ったところの八月踊りの島唄を歌えないというのは、ちょっと淋しい。メロディーは覚えている。でも、歌詞を知らない。 見よう見まねで躍ることは出来る。けど、トンチンカンな踊りかたをしているような気もする。 男の踊りのほうが簡単だ。猿みたいな手踊り。女性のほうはもっとしなやかで柔らかく優しい。 母の八月踊りは最高だった。どうやったらあんな風に腕や手を動かせるのか。見ていてうっとりしたものだ。 娘曰く、 鐘が鳴るたびに八月踊り〜 だはーーーやはり。それが島っちゅの血なのだ。 そう言えば数年前に春の選抜に島の高校が「初出場」した時も、応援席での八月踊りが 凄まじかった 素晴らしかったと聞く。手踊りとハト(口笛)。想像できるだけに笑える。 八月踊りは旧盆に行われると先に書いたが、島っちゅはあらゆる場面で躍る。 結婚式(披露宴)なんかでは最後は必ず踊っておしまい。確か「六調」と呼ばれるものだ。 昔はそういう場面では逃げ腰だったけど、今は一緒になって楽しく踊れそうな気がする。ワインを飲んでおけば尚のこと。