06/10/2021 To Your Eternity(不滅のあなたへ)というアニメを見ている。 NHKでやっているらしい。友人から薦められた。 最新話(だと思う)で、「死んだってこと?」と訊かれた主人公フシは、 「わ か ら な い、 空(かーら)に、なっ た と答えた。 わたしは、 知ってる。と、思った。 空になること。 体だけになること。 魂がもう入っていない、ということ。 コジが亡くなったとき。 デューイが逝ってしまったとき。 3日後の母に再会したとき。 ブルースとのお別れ。 ぷーちゃん。 空、になった。 空だった。 空(から)という字は空(そら)とも読む。 空になった、でも、同じだね、今更だけど。 コジの体力が弱ってきているとき、それを受け入れきれなくて辛かった。本当に辛いのはコズモなんだから、しっかりしなきゃ、と思うのに、弱っちかった。 夫もわたしもかなり弱っていたと思う。 でも張り詰めていて、いっぱいいっぱいで、そして、コジが逝ってから、プツンと弾けた。 夫も、わたしも。 今思い返すと、そういうことも全て必要なことだったのだろうけれど。 大切な友人から 死って、そんなに辛いことだろうか、そうじゃないような気がする、と言われた。 辛いよ、辛いに決まっているじゃないか、という気持ちと、そのとおりかもしれない、という気持ちとが混じった。 コジが亡くなってから半年。 今でもコジの写真を見ると、どうしてここにいないの、、とやっぱり淋しい。会いたい。 でも、コジより先に逝ったデューちゃんのことは、だいぶん受け入れている。 ブルース、ぷーきーに関しては、かなり穏やかな気持ちで思い出せる。コジに比べれば、という意味だけど。 時間というものがわたしたちを癒してくれたことは確かだ。 でも、忘れてないよ。 空っぽになったわけじゃない。 いつも思い出すよ。空から見ててよ。 そう思う。