01/09/2022 ーChristmas cardが届いてたーーー と、娘から連絡があった。もしかしたら郵便受けに入ってたのかも、、しばらく気付かなかった、と。 投函したのが12/8、彼女の手元に届いたのが1/8、1ヶ月かかった😂 正月気分も抜けた頃、かえって新鮮だったか。 いつも読んでいる辻仁成氏の日記 JINSEI STORIES 、仔犬を迎え入れることになったらしい。 とうとう・・・!と、思う。 色々あったみたいだけれど(詳細は省きます)、「ご縁」だと書かれていた。 その通りだと思う。 なるようになっていた。そういうご縁があったのだろう。 うちの犬たちもみんなそうだ。 縁あって、我が家にやって来た。 最初の犬、Bruceはペットショップで見つけた。 娘は小さい頃から犬がほしい、とずっと訴えていて、彼女にはその都度 「アメリカに引っ越してからね」←まだ日本に住んでいたので 「家に引っ越してからね」←家を購入する前、3ヶ月アパート暮らしだったので と、延期していた。 そしてとうとう家が決まって引っ越しも済んでひと息、というとき。待ってましたとばかりに娘、「犬、探しにいこう!」 探すったって、どうやって・・と思いつつ、新しい土地でまだ色々なことを知らなかった。 とりあえずじゃぁペットショップに行ってみよう、ということになった。 そこで出会ったのがブルースだった。 ちんこい仔犬たちの中、彼だけ飛び抜けて大きくて(生後5ヶ月)ケージの仕切りが外されて2個分の広さをあてがわれていた。 売れ残りだったらしい。 その日、わたしたちは様子見のつもりで出かけた。まだ犬を迎え入れる準備が出来ていなかったし、品物を買うようにはいかない。 とりあえず、一旦、帰った。そして家族会議をして(笑)、翌週、もう一度、あのお店へ行こう、そうして、犬を迎え入れよう、と決めた。 それぞれがそれぞれの1週間を過ごし、土曜日、もう一度あのお店へ出向いた。 ブルースはまだそこにいた。そして、先週ばらばらいたちんこい仔犬たちは殆どが入れ替わり、別の犬種が何匹かいた。 あの子、まだいた! わたしたちはそれぞれがそれぞれ、心の中で叫んでいたらしい。 誰からともなく、あの子が良い。あの子にしよう。と言い合い、え???と、お互いに驚いていた。 ブルースはそうやって我が家に来た。 ペットショップに来た頃は、兄弟犬が一緒にいたらしい。でも、彼だけが売れ残り、そのうちに成長してサイズが大きくなり、ますます買い手がつかなかったらしい。 そらそうだ。彼と一緒にいた仔犬たちはシーズーとかチワワとか小型犬ばかりだった。 毛糸玉みたいにモコモコして、2つのケージに立っているキリッとした表情のブルースとは対照的だった。 ーこの子、サイズはどれくらい大きくなりますか。 お店の人に聞くと、彼女はすかさず ーもうこれ以上はそんなに大きくならないわ。 と、言った。 大嘘だった(←後でわかったことだけど)。 オーストラリアン・シェパードという犬種で、聞いたことがなかった。 ブルースを迎え入れてから、オゥシーに関する本を何冊か購入し、勉強した。 PCが来てからは(我が家の初代PC!)ネットでも調べた。 ブルースが来てから1年が過ぎた頃、夫が2頭目を考えている、と言い、ギョッとした。 ブルースは既に成犬になっていて(60lb.はあった)、あのデカイ犬をもう1頭??? ーブルースにはバディが必要だと思う。きっとそのほうが嬉しいし楽しい。 正直、当時のわたしには複数の犬と一緒に、という発想がなく、ちょっと、、、ちょっと考えさせてほしい、、、と伝えた。 しかし夫の決意は固く(というか、もう既にそうなるものと思い込んでいた?)、折しも娘の誕生日が近付いていて、 ー実は見に行きたい仔犬がいるんだ と、新聞の切れ端を見せられた。 新聞!!なんか時代を物語っている。余談だが、去年の暮れにその新聞の切れ端を見つけた。夫、大事に保管していたらしい。 某ブリーダーからのものだった。 オーストラリアン・シェパード仔犬、数匹。希望者は TEL xxxxxxx まだ携帯とかもない時代だった。22年くらい前? 娘の誕生日=夫の誕生日。ダメだ、なんて言えるわけがない。 ーまだ残っているかどうかもわからない。見に行くだけでも。 見に行ったら、迎え入れることになるに決まっている。でも、ブリーダーさんが断る可能性だって、なきにしもあらず。 そういうわけで、迎え入れることになったのがPookieだった。 我が家の歴代犬たちの中で唯一、ころころとまんまるいちんこい仔犬時代を一緒に過ごすことの出来た犬。 ぷーきーは珈琲の匂いがした。 我が家に来て、きゃんきゃん鳴いて、(本でそういう情報は得ていたので)母犬の毛布の切れ端を一緒に入れてあげ、チクタク時計も一緒にしのばせた。 なのに、夜鳴きが酷かった。 あまりにも酷いので、2日目の夜、とうとう根負けしてケージから出すと、トコトコとブルースのお腹のところに行って、ピッタリ寄り添い、ぐっすりと眠った。 ぷーにとってブルースは絶対的な存在となった。 わたしたちの最初の2頭、B&P、いつまでも特別な2頭。 若かりしわたしたち夫婦のテキサス時代、そして東京時代をともに過ごした。 海を渡って日本に連れ帰り、またアメリカに戻って来た。 離れることは出来ないから。家族だから。と、当時はそういう思いだったが、今は彼らへの負担を考えると、人間の都合でとんでもないことを押し付けてしまった、と、猛省している。 B&Pと一緒に過ごすうちに、この犬種のことだけでなく、犬の世界についても色々と知るようになった。 そうして、アンチ・ペットショップへと変貌。犬の売買に関して懐疑的になり、今では売買反対、と言っても良い。 ブリーダーについては、一概に反対とは言えない。彼らは専門的、かつ、良心的だと信じたい。 ぷーちゃんのブリーダーさんは、素晴らしい人だった。 大自然の中にある大きなお屋敷だった。あの日、ぷーちゃんの母犬がわたしたちの前を横切っていき、「あれが母犬よ」と言われた、あの美しさは忘れられない。 豊かな環境で、のんびりと楽しく健やかに過ごしているのが伝わってきた。 わたしたちも歳をとり、世の中のことがそれなりにわかってきたからというのもある。 そうして、人間に棄てられた犬が沢山いることを知った。オゥシーも例外じゃなかった。 手のかかる犬だ。サイズもそれなりにある。力も強い。exercise量が半端ない。 超絶可愛い仔犬は、いつの間にかコントロールが効かなくなって手に負えなくなる。 そういうのを知ってから、我が家は保護犬オンリーとなった。 仔犬は本当に、可愛い。あの可愛さは、言葉に出来ないくらいだ。 でも、うちに仔犬が来ることはもうないだろう。これは、我が家の話。他の人がどうしようと、それはそれ。 辻さんが仔犬を迎え入れるのはもう少し先らしい。 今は迎え入れるための準備中で、もう既に嬉しくてしょうがないみたい。 生きる喜び。わかるわーーーーー。 昨日 grumpy old man のことを書いて話題が犬続きになってしまった。やれやれ。 自分もいつの間にか grumpy old woman になってしまっているのかも? 他所は他所。 穏やかにいきたいものだ。