対面
Mar
3
3月3日。
母危篤の知らせを受けた日。そして、その夜のうちに母が亡くなったことを知る。日本時間では3月4日。
2月最後の夜。
母と夢の中で再会した。
痩せていてちっさく見えたけど、頭のほうは「シャキッ」だった。
夢の中では、そんな母と普通に話したわたしだったが、目が覚めて、夢だったんだ、と思って、それから、なんだ、なんか不思議だと思ったら、母ちゃんボケてなかったわ、と気付いた。
何が違うって、目が「生きて」いた。
認知障害を起こしてからも、母とはそれなりに会話していたけれど(母の気持ちが穏やかなときに)、でも、母の目には何枚か膜がかかっているような、わたし達のことを「直接」は見ていないような、そんな感じがした。
他愛もない会話だった。
母は、病院のようなNursing Homeのようなところに住んでいて、わたしは面会に訪れていた。
帰る時間になって、「また来るからね」と言うと、母は、「ほっさむどぅり?なまらいじゃたっか、よぅりっかしらじ(もう帰るの、来たばかりじゃないの、もう少しいたら良いのに)」と、笑顔で言った。
わたしが「また明日ね、今日はこれから寄るところがあるから」と答えると、母は、わかったという風に頷いて、気を付けて帰りなさい、と言った。
朗らかな母の表情に安堵しながら、相変わらず母ちゃんは社交的だなぁ〜と、思った。
振り返ると、母は同じような年齢の老女とニコニコしながら話をしていた。どちらも少し耳が遠いのかもしれない、お互いに良く聞こえるように、体を傾けて耳を近づけていた。そして時折、あはははは、と、手を振りながら大きく笑った。楽しそうな母を見て、こちらまで嬉しくなった。
あれはどこだったのだろう、と思う。
昔、眼の手術を受けるために入院した病院のような気もするが、もっとHomeyな感じがした。記憶と想像とが混じっているのかもしれない。もしかして天国???
翌朝、姉3から、花が届きました〜という連絡が来た。
あぁそうだった、と思い出す。母の命日に合わせて、花をオーダーしたのだった。
姉に、夢のことを伝えた。
ボケとらんばぁさん
久しぶりの対面じゃった😂
姉からの返事
はげ いっちゃやぁ😭
てぃっちん いじてぃこんどー😭
夢には姉3も登場したのだが、母と面会の後だった。
次は一緒に会いに行けると良いね。
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