飼い主が出来ることって、そんなにはないかもしれないけれど 02/06/2011 わたしが参考にしている犬の心筋症の資料に、『安静時に心拍数が120以上(興奮時には180以上)あれば、治療が不足しています』と書かれている。 ぷーの心拍数は、診断を受けた時点から何度か測ろうと思っていながら、なかなか出来ずにいた。が、今日、ぷーがごろんと横になり、それはそれは気持ち良さそうに寝ていたので、チャンス到来とばかりに初めて測ってみた。 結果、心拍数は82。ほっと胸を撫で下ろす。正直なところ、心拍数を測れずにいたのは、もしも120以上だったらどうしよう、、、と怖い気持ちがあったからだ。それだけじゃないけれど、積極的に測ろうとしなかった一番の理由だと思う。 今のところ、治療は順調・・・少なくとも、薬の種類及び投薬量はぷーに適していると言うことだろう。良かった。 先の資料を何気なく見ていたら、娘が「何を見ているの?」と覗き込んできた。そして、ページを見た彼女は、んんん、、、と、口籠もりながら遠慮がちに言った。 「まみぃ、そんなにobsessになっちゃったら帰って良くないと思うよ、、、」 obsessというのは、そのことで頭がいっぱいになっている(取りつかれている)、思い煩っている、というような意味だが、たぶん彼女が言いたかったのは、わたしがやや強迫観念的に気にし過ぎている、執着し過ぎている、という意味が含まれているのだろう。もちろんそれは、わたしのことを気遣ってくれての言葉だ。 実は自分でも思い当たる節がある。どうしたって、常にぷーちゃんのことを考えているからだ。仕事のときも、家にいるときでも、寝てるときでさえ。けれども、出来る限りのことをしてあげたいのだ。そのために出来るだけ知っておきたい。ぷーと一緒に過ごすのに、ぷーの病気の知識があるのとないのとでは、大きな違いがある。特別なことは何もしてあげられないかもしれない。飼い主が犬に出来ることって、そんなにはないのかもしれない。でも、知識をもつことで、ぷーの苦痛を少なく(或いはその時間を短く?)することは出来るだろう。犬は、「苦しい」とか「辛い」とか、言葉にはしないのだ。 なんて偉そうなことを言いながら、心拍数を測る勇気がなかった小心者であるし、頸静脈心拍動や、股動脈の拍動については、まだ手を出せないでいる。いや、きっとこれは今後もしないだろう。これは獣医さんに任せたい。ぷーを怖がらせたくない。 今日は娘と夫の誕生日。 ぷーは11年前に誕生日プレゼントとして我が家にやってきた。 娘はぷーに会うためにカレッジから短い帰省。