01/28/2024
Jan
28
01/28/2024
姉2から春に2週間くらい帰ってこられないかと訊かれた。
あいにく、亡くなった長兄の納骨式はわたしの春休みの翌週半ばである。
なんで水曜日なんて半端な日程なのかと思っていたら、日本では祝日(春分の日)だった。
春休みの後に1週間ほど延長で休暇をもらって・・ということも一瞬考えたのだが、慌ただしいスケジュールで帰国するよりもっとゆったりした気持ちで兄貴の墓参りに行きたいと思っている、と伝えた。
思い返せば、母が亡くなったのが3月の始めだった。
忌引休暇の後に続く形で春休みがあり、ちょうど2週間帰国できた。
あっという間に過ぎた2週間だった。きちんとお別れが出来たのは良かったのだけれど。
実は相談したいこともあって、と、姉が言う。LINEとか電話じゃ難しいから、と。
とりあえず電話で少し話したけれど、なるほどすぐに解決できるようなことでもない。そもそも、わたしが力になれるかどうかも怪しい。
人生後半。
色々ある。
・・・
10月の半ば頃、兄貴が亡くなってかなり沈んでいたわたしを夫が旅行に連れ出してくれた。
犬たちも一緒に泊まれるキャビンへ。ミシガン州。我が家から車で北へ7-8時間。既に紅葉が始まっていて、とてもとても綺麗だった。
森の中にある湖畔のキャビン。
鹿がウロウロしていて、人間に慣れているのかキャビンの近くも平然と横切っていく。
夕方、夫が外でバーベキューグリルを準備していたらかなり近くまで来て、1頭の雄鹿は他の鹿たちが去った後も長い時間じーっと眺めていた。
写真を撮っているわたしのことも気にせず、キャビンの窓からガウガウ吠えている犬たちも意に介さず。
彼の瞳を見ながら、何を考えているのだろう、と思った。脚が細長く、滑らかな躯体をしていた。とても美しい生き物だと思った。
その晩、パス公に顔を噛まれた。到着した夜に。
なんてこった!
最初、夫は何が起こったのか分からなかったようだが、流血しているわたしを見て卒倒しそうになる程に狼狽えていた。
洗面所まで行って鏡を見たわたし自身も、一瞬、うわーーーーーーーと、焦った。
が、とりあえず出来るだけ綺麗に水洗いし、清潔なガーゼで止血しながら大きめの絆創膏を貼った。一応、持参してきたファーストエイドキットが役に立った。
痛みが酷かったので、気持ちを鎮めるためにも鎮痛剤を1錠服用した。
白ワインを飲んだ後だったけれど、まぁ大した量ではなかったし。😅
翌朝、近くの街まで出て、新たにガーゼやら絆創膏やらを購入した。
他にも何か買いたいものがあればせっかくだから買えばいい、と、夫が言うので、そうだわねぇ、、、と色々見て回った後、ヘア・ドライヤーを買うことにした。
キャビンに備え付けられていたものがかなりしょぼかったし、ちょうど新調したいと思っていたし。
で!
このドライヤーがこれまで使っていたものよりかなり高品質で(夫が「せっかくだから良い物を」と言ってくれた)、使い心地も段違いに良くて、これはもう不幸中の幸、或いは棚から牡丹餅?😅
パス公に「ありがとう〜」と感謝した。
いや本当に、これはある意味、良い旅の記念品(お土産)になりました。
最近、左頬にあるしこりがだいぶ小さくなってきた。
米粒の半分くらいかな?皮内なので触れながら大きさを想像している。
その部分のアザはまだ消えない。というか、これはこのまま残るだろうな。アザというかシミ?かな、もう。
米粒の半分くらいかな?皮内なので触れながら大きさを想像している。
その部分のアザはまだ消えない。というか、これはこのまま残るだろうな。アザというかシミ?かな、もう。
🎵歳をとるのは素敵なことです。そうじゃないですか〜。
パス公に噛まれたのが10月13日なので(旅行中の写真でわかった)、かれこれ3ヶ月以上になる。
傷が癒えるまでもかなり時間がかかった。
左頬がかなり腫れたし、しばらくは顔を洗うこともままならない程だった。
運悪くパス公の牙がグサリ、と入っちゃったので、まぁこれだけで済んだのはラッキーだったと思う。
あと、事故だったとは言え、噛まれたのがわたしで良かった。他人を噛んでしまったらどうにも出来ない。
パス公を我が家に迎え入れて3年が経つ。
当初に比べるととても落ち着いてきた。
でも過去のトラウマは完全には無くならないだろうから、他の人間との関わりには充分に注意している。
m_a