気配
Jan
26
01/26/2025
犬たちと散歩。
雪の上に残っている鹿の足跡を嗅ぎ回る2頭。
鼻先を付けて、あちこちクンクンクンクン、まぁ忙しいったらありゃしない。
Cesar Millanに言わせれば「今は散歩=歩く時間、と教えると良い」だろうが、いやこれ、どうしようもない。経験上、そのうち大人しくなる、多分、あと数年もすれば。😂
この前、上の写真のもう少し先、右側のお宅の前庭で優雅にお食事中の鹿たちと遭遇した。
面白いことに、最初に気付いたのはわたしで、犬たちは雪上の匂いに集中していたので、大袈裟に腕を振り回しながら、目の合った(と思う)鹿に「早くお逃げなさい」と伝えた。
にも関わらず、鹿は、シシ神さまのような不思議な目で見るだけで動こうとしない。
困ったなぁ、、、と思いながら歩く速度を遅くしたのだが、近づくにつれ、木の影で見えなかった鹿もいて、ざっと10頭くらいいることがわかった。
と同時に、びぃ坊とパス公も鹿に気付き、前脚を上げて興奮し、ガウガウ吠え始めた。
わたしはそれまで以上にしっかりとリーシュを握り締め、鹿たちに目をやりながら犬たちをなだめていると、おもむろに、1頭、2頭、と動き出し、そのうち全員が雑木林のほうへ駆けていった。
鹿って、近くで見ると、本当に大きい。
なのに、恐怖を感じないのは、あの大きな瞳のせいかな?
それともそういう戦闘性(?)というような気配をもち得ないことをこちらが感じるのか。
鹿たちにとって、犬はどうなんだろう。
うちの庭にも、お隣の庭にも鹿たちがやって来るが、危険性を感じないのか確実に逃げられるとわかっているのか、のんびりとしている。特に、お隣の庭だと、フェンス越しになるので、犬たちがうちの庭でガウガウ吠えてもお構いなしにお食事していたりする。
その点、犬たちは学習しないようで、フェンス越しであろうと、もう姿が見えなくなっても、ガウガウ吠える。
いい加減にしなさい、という意味で、All gone!というコマンドを使うが、すぐに止めないうちの犬たち、、、😑
散歩コースにある雑木林は、鹿たちの寝床のひとつらしい。
葉が落ちて幹と枝だけになった木立を、よーく目を凝らして見ると、鹿たちが脚を折り曲げて座っているのが見える。
幹や枝と同じような色で、こういうのが「保護色」というのだなとか思うくらい、感心してしまう。
きっと気配を消すのもうまいのだろう。
なんて思っていたのだが。
「気配を消す動物」で検索してみたら、猫が出てきた。😂
どうやら、気配を消すのは「狩り」のためらしい。
ついでに、犬の中では柴犬が気配を消すのが上手い、とあった。知らなかった、、、!
ということは。
鹿たちが気配を消すことに長けているというわけではなく(そりゃ、それなりに動かずじっとしているのはそうなのだけれど)、犬たちが、気配を察することに長けていない、ということ。なのか!😵
昨日の散歩でも、雑木林の中で鹿たちが3-4頭、くつろいでいた。
犬たちはその直前まで雪上の鹿の足跡をクンクン嗅ぎ回っていたくせに、彼らの姿には全く気付いていない。
ゆっくり休憩しているように見える鹿たちの姿を写真に撮りたい欲求にかられたが、そのせいで犬たちが気付いて騒ぎ出したら彼らに申し訳ないと思って諦めた。
鹿たちはじっとわたしのことを見ていた。
m_a