スタアバック
こう書くんだ!
結構好きかも
思い込み
あなたが何かを誰かに説明しようとするとき、あなたは相手があなたのレベルで物事を理解していると思い込んではいませんか。20年以上前の話になりますが、私は COMDEX というコンピュータのショーで、マサチューセッツ工科大学のメディアラボを設立したニコラス・ネグロポンテ博士のスピーチを英語から日本語に同時通訳をしたことがあります。
3人の同時通訳が順番に通訳する予定でしたが、2人が現れず、私1人で1時間以上同時通訳をすることになってしまいました。始まる前に私はネグロポンテ博士に、事前に知っておくべきことはないか、聞きに行きました。博士は、「難しいことは話さないし、ゆっくり話すから心配するな」と言ってくれました。
いざセッションが始まってみると、最初は自己紹介・・・問題なく通訳できました。そこから60分以上デジタルビデオストリーミングの話が始まりました。何を言っているのか全く分かりません。構文から英単語を日本語的に繋げることしかできない通訳です。私にとって一番長い60分でした。また、私の通訳を聞かされた500人以上の皆様には申し訳ないことをしたと思っています。
セッションの後に何人かの方が「よく頑張ったね」と声をかけてくださいました。博士は非常に幼稚なレベルで話されたのだと思います。でもその幼稚は私のレベルをはるかに超えていたのです。皆さんもお話をする機会があると思います。相手が自分の言うことを分かるという思い込みはしないように、母親、いや祖母でも分かるように話してください。
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