ニュースレターから
Feb
12
自動車のハンドルは少し回しただけでは、タイヤが動かないように作られています。これをハンドルのあそびと呼びます。あそびがないと少しの動きでも車が左右に動いて非常に運転がしにくくなります。また車が走るときは道の凹凸でタイヤが動き、あそびがなければハンドルにすべて伝わって振動が多くなります。これらをなくすためにハンドルにはあそびがあるのです。
これと同じことが会社経営にも言えると私は考えています。管理者はすべてのことを事細かく管理しようとする傾向があります。それは車のあそびがない状態で運転をしようとしているのと同じなのです。組織も車と同様に少しのあそびが必要なのです。と同時に、あそびが大きすぎると車は制御不能になります。ですからあそびは必要ですが、適度のあそびであることが大切なのです。
あなたが管理者なら、あなたの仕事はそのあそびの大きさを制御することなのです。硬ければ緩める、緩み過ぎたら締める・・・あなたはそれができていますか。私の考えをどう思われますか?