ゴルフがなぜ面白いのか

ゴルフの面白さはどこにあるのでしょうか。ゴルフには決められていることが2つしかありません。それは出発点と終着点だけです。後は、その出発点から終着点までどれだけ少ないストロークで到着するかを競う競技なのです。

何度同じコースを回っても、同じ過程で終着点まで到着することは絶対にありません。スムーズに進むときもあれば、最悪のコースを辿ることもあります。スムーズに行った時も楽しいですが、多くの困難を乗り越えてパーで切り抜けたときの満足感は素晴らしいものです。

しかし、場合によってはボギー、ダブルボギー、トリプルボギー、それ以上といった最悪のスコアを叩くこともあります。それもまたゴルフの面白さの一部です。失敗から学び、次に生かすことでプレイヤーとして成長していくのです。

ゴルフは技術と戦略、そして精神力を試されるスポーツです。その不確実性と達成感、挫折と学びの連続が、ゴルフを特別なものにしています。

同じ過程や結果が再現されないからこそ、ゴルフは面白いのです。どんなに良いラウンドでも必ず失敗があり、改善の余地があります。反対に、どんなにひどいラウンドでも、次は良くなるという期待があります。これがゴルフが飽きない理由なのでしょう。

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内倉憲一（うちくらけんいち）
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