最近飲食店で増えてきているQRコード注文。
人手不足や経費削減など、理由は様々あると思うけど、私はなんだか寂しく感じてしまう。
先日2回目に訪問した居酒屋で感じた出来事。
入店してカウンター席に座り、店員さんを待っていると「これで注文するんですよ」と教えてくれたのはお隣に座るお客さん。
以前来たときは、じっとメニューを見つめる私に対して「お客さん初めて?」と店長さんが声をかけてくださり、写真がないメニューでは想像しがたい気になる料理を、串を焼きながらどんなものかと教えてくれた。
料理が美味しくて、店長がとても気さくで素敵な方だった記憶がある。
俳優さんがロケでいらっしゃったお話や、名物メニューの誕生話等、楽しい時間だったことを鮮明に覚えている。
でも残念ながら今回は、最初のドリンク到着までお店の方との交流なし。
もちろん、名物のもつカレー串とハイボールは美味しい!けど、なんだか味気無さを感じてしまった。
私にとっての一人飲みは、ただお酒を飲むだけ、ただ食事をするだけではなくて「人との交流でお酒と料理の美味しさが増す」ということに改めて気づく。
『やっぱり私は「人とお酒」がセットになった時間が好きなんだなぁ』と実感。1人で飲んでいるけれども、そこで人との触れ合いがある、そんな時間が好きなんだと。
「人との触れ合いや人とのコミュニケーションが、こうして少しずつ社会から減っていくのかなぁ?」なんて考える時間でした。