KOKAMI@NETWORKのベターハーフを見てきました。
鴻上さん、というだけでとりあえず見に行ってしまう、私。出演者がよく分からず、不安で一杯でした。
ストーリーとしては、出会い系サイトで知り合った女性と会う時に、他人の写真を使っていたことから、身代わりを頼んだところ、相手側も実は身代わりだった、というところなので、ある意味、使い古された話とも言えます。
しかし、ここで1捻りあるのが鴻上さんでした。女性が身代わりを頼んだ理由は、トランスジェンダーだったから、というものです。それを演じるのが中村中さんなのです。一緒に言った友人に聞くまで、中村中さんが何物か知りませんでしたが、トランスジェンダーなのだそうです。これだけでどきどきしてしまいます。
この設定の捻りだけで後は非常に分りやすい、シンプルな構成だったと思います。
今回一番心に突き刺さったのは、登場人物の1人である諏訪ですね。他人の欲望に合わせ、それが自分の欲望と一致すると思っていたor思い込んでいただけで自分の意思は無かった、といった役どころです。性質が悪いことに、ナチュラルにやっていて悪意が無い。いや~、現実にいたら、必ず刺されてますね。
そして、この諏訪と同じことをよく言われており、回答も全く同じだったりします。大丈夫か、俺?
最高だったのが、中村中の歌でした。4~5曲歌ったと思います。1曲目と最後の局は、森田童子とサントワマミーなので他人の歌なのですが、中の歌が分りません。本人の歌だとすると、欲しいのですが、重すぎる気はします。
とにかく今回の舞台は面白かったです。
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