鴻上さんがSPAで連載している「ドンキホーテのピアス」をまとめた最新刊を読みました。高校時代から鴻上さんのエッセイを読み、私の考え方の大部分に大きな影響を与えている一人だなぁと思っています。
前巻との間が凄く短い気がするのですが、気のせいでしょうか。それと前巻では時系列ではなく、テーマごとにまとめたせいで却って分りにくかったのですが、元のスタイルに戻りました。震災を挟んだ前巻が特殊だったということでしょう。
で、先日最新の戯曲「ホーボーズソング」を見たときには、全然合わなかったわけです。これが不思議なことにエッセイを読んでると、考えが全く合わない、ということは無いんですね。その中でもいろいろとなるほど!、と膝を打つ話がたくさんありました。「豆腐リプ」の話は秀逸です。有名なツイートらしいので知っている人は大勢いると思いますが、私は初めて見ました。本当にインターネットの世界を完璧に表していると思います。
これで終わると、鴻上さんの話がないので、もう一つ。インターネットの発達で見たいモノしか見ない人が増えていく、そして、何者かになりたい欲求が増幅いる、という話は、すごく分かりやすいと思うのです。まさにここ1ヶ月のロゴの話なんてその典型だと思うのです。
と考えると、やっぱり鴻上さんの考え方に対して私が嫌になったわけではないと思っています。そう考えると、私の感じている戯曲に対しての「合わない」という感覚はどこから来ているのだろう、と思ったりします。
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Posted at 2015-09-02 08:22
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Posted at 2015-09-03 06:46
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