「キラキラネームの大研究」を読んだ
Sep
25
タイトルや帯から想像するに、奇名、珍名を笑っているだけかと思ったら、そんなことはなく、日本語としての漢字の研究本でした。
ザックリ説明すると、そもそも日本語は漢字を無理矢理当てはめているので成り立ちから無理がある。そのため、難読というのはある意味宿命である。時代の流れで慣れるという面もある。というようなことになるかと思います。
中国だけかと思ったら、日本でも実名と通称の使い分けがあったことを初めて知りました。確かに時代劇等を見ていると通常教科書に載っていない名前で呼ばれたりしてましたが、アレは時代考証だったんですね。
キラキラネームをきっかけに日本語とは、漢字とは、を論じており、読みやすかったです。いろいろとトリビアが入っていました。
例えば、「和子」。これも昔はキラキラネームだったといったら、信じますか?
「和」を「かず」と読むのは誤り、「かつ」と清音で読むのが正しい、と江戸時代の学者本居宣長が指摘しているのです。
なんだか、まとまり無くなってしまいましたが、「へーッ」「ホーッ」と感心しながら読み進められる面白い本でした。
Posted at 2015-09-25 11:27
People Who Wowed This Post
Posted at 2015-09-26 06:06
People Who Wowed This Post