ピルグリム2019を観てきた
Feb
24
まず、虚構の劇団の人と客演の人で発声法が違うのか、舞台上の人物が浮いてる感じがしてどうにも入り込めません。更にシアターサンモールの椅子が悪すぎる。こっちが年取ったせいなのか、お尻が痛くてこれも集中力を削ぐ要因となっていました。
そんで肝心おストーリーですが、初演や再演もあんな感じでしたっけ?あんまり記憶にないんですよね。とにかく場面と場面がぶつ切りすぎて流れがない。場面がどんどん切り替わるのは良いのですが、圧倒的なスピード感が足りない気がしました。
そして、最大の問題は天使の家というユートピアの設定が今の時代とあっていないことでしょう。初演が書かれた頃は、新興宗教がそういう場所として存在していたのだと思いますが、今の世の中だと違う存在になっているんだと思うのです。未だに入信している人がいるのだから消えたわけではないのでしょうが、あまりハマった設定には思えませんでした。
なんだかんだと言っても、結局は役者があってなかった、に尽きる気もします。
第三舞台の再演はどうしても自分が見たときの役者に引っ張られてしまうので、虚構の劇団でやると私には大抵合わないですね、残念。
次回に期待します。